中西元男 実験人生
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昨年の事故入院時の記録から(その3)

2008 / 2 /27

痛み体験1

今回は、都立広尾病院に入院した直後に意識が戻った時から退院までの2ヶ月間にわたる、実に様々な痛みへの挑戦体験記録です。

事故直後から続いたのは、ぶつけられた左肩から腕先にかけて、まるで日替わりのごとくあちこちの部位に現れては消え、消えては現れてくる痛みで、これにはほとほと困りました。
退院後もいろいろな痛みに苦しめられましたが、最新の痛みといえば、昨年7月以降本格的な治療を続けている歯に関するものです。インプラントだけでも10本も打ちましたから、まるで人体実験です。このプロセスにおいては、口腔内での様々な痛みに遭遇しました。

この体験の中で、基本的に私は痛みに対しては結構強い体質なのではないかと思うようになってきました。もちろん、できることなら僅かな痛みだって避けたい気持ちはやまやまなのですが、生きていく上においては時に避けがたい痛みが襲い来ることも事実でしょう。

そんなわけで、わが人生において稀有かつ豊富な痛みを集約体験した記録を共有していただくのも一興かと、ブログにまとめてみました。
この手の話が苦手な方はどうぞ看過下さい。


「痛み」っていろいろあるものね

昨年の交通事故による入院で、通常では遭遇できない実に様々なことが経験できて、結果的にはよかったと思っています。
まるで「痛み」のデパートのような体験も、その主役級のひとつでしょうか。

入院当初は、身体中のあちこち血が滲んだり腫れ上がったりで、ヒリヒリするような、いわゆる全身打撲や擦過傷的な痛みに苦しめられました。暫くすると、左足の骨折部分にビクンとするような衝撃的な痛みを感じるようになりましたが、これは時間が経ち経験を積むに従って、痛みを避ける要領も覚え、激痛を感じる機会は少なくなっていきました。
もうひとつの痛みは、あごの部位です。あごは上顎両端と中央下顎の3ヶ所も骨折してしまいましたから、かなりの重傷でした。特に右側はパンパンに腫れ上がり、ズシンとくるような種類の重い痛みなど、本格的?とも言える痛みの症状に苦しめられました。特に体温が上がってくるとあごの中央部がズーンと痛んでくるのでした。

瞬間芸的な痛みもありました。
担ぎ込まれた当初、自らの歯による損傷で口腔内が滅茶苦茶に傷ついていたため、麻酔を打ちながら片っ端から傷口を縫っていく処置が行われました。担当されたのは形成外科のまだお若い女性の先生でしたが、まるで野戦病院のようにダイナミックな、でも実に手際のよい手当だと思わせる処置でした。これも入院直後1回きりのものでしたが、かなりの痛さを伴いました。

加えて、入院当初の苦しい痛みとして忘れられないのは、事故の際に折れて喉の奥の奥に突き刺さった歯を抜き取る時のものでした。口を思いっきり開いて奥壁に刺さった状態の歯を取り除いてもらったのですが、「中西さん、突き刺さった歯が口から取り出せる所にあってあなたは運が良かったのですよ。もしこれがもう少し奥の方だったら、喉の切開手術で取らなければならなかったのですから」とのことで、こういうのも幸運と言うのだろうかと変に感心したのでした。
この時の歯は今も記念に保存してありますが、取り出してみると歯って随分長いものだなぁと改めて思いました。

もちろん、歯が折れて神経があちこち飛び出してしまったことによる痛みも強烈な刺激痛でした。これは虫歯などによる歯痛と同種のものです。これまでの人生で歯神経の痛みを他の痛みと相対比較してみることなどなかったのですが、このたび経験してみると、歯には表層的な痛みではあるのですがどこにも持って行きどころのないヒリヒリする独特のものがあって、息の出し入れにも反応する痛みのキツさは痛烈でした。

痛み止めは飲み薬・座薬・点滴と3種類使っていましたが、何となく点滴が最も効果的と思えたのは心理的要因も大きかったのでしょうか。



投稿者 Nakanishi : 2008年02月27日 16:08