中西元男 実験人生
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« 桑沢デザイン研究所以来の友人、坂本和正君逝くメイン我がオフィス(事務所)転々記 »

STRAMD、9年目を前に終了、さて次なる展開は?

2018 / 4 /13

このたび、8年間にわたり力を注いできましたSTRAMD(戦略経営デザイン人材育成講座)の幕引きをすることに相成りました。誠に慚愧(ざんき)の念に堪えません。

人間力とは、体力+知力+感力の総合体ですが、成長の時代から成熟の時代に入っていくわが国のような経済的・技術的先進国においては、次第に感力や文化力が重要な市民力や国家力となりつつあります。そうした時代に役立つ人材を育てたいとの意図で、2010年にSTRAMDはスタートしました。

開講当初の「受講者はデザイン制作系の人たちばかりになるのでは?」との想定は全く杞憂で、第1〜8期まで実に素晴らしい受講生たちに恵まれました。10年は続けたいと考えていたのですが、今期生が想定外に定員人数に達せず、残念ながら新年度の開講を見送ることを決心しました。9期生に応募して下さった方々は大変多士済々で、熱き志にお応えできなかったことを誠に申し訳なく思います。


1〜8期受講生の構成

STRAMDの最も素晴らしいと誇れるところの一つは、熱心で優秀な実務派にして実力派の講師の先生方ですが、その講師の皆さまに受講生が少ない教室でご講義いただくのは申し訳なく、そういった事態は避けたいとも考え、8年間のご指導に心から感謝しながら終了させていただくことに致しました。

常々私の考えておりますところは、ビジネスにおきましても研究活動にしても、基本姿勢は実績数字を伴って「前へ、前へ」が大原則で、過去を振り返ったり思い出話に浸たるような行動は好むところではありませんので、次なる前向きのムーブメントを、同窓会STRACOMの有志とも相談し、何らかの形でぜひ起爆して参りたいと考えております。

「デザインを単なる作家作品主義の閾(いき)にとどめない」との考え方は、そもそもPAOS創業時以来の指針でもあります。その成果が日本型CIなどとも呼ばれて、韓国・台湾・中国などアジア圏にも大きな影響力を持ちながら今日に至り、最近では、この内容が欧米においても注目されるような状況になってきてくれております。
スタンフォード大学ビジネスクールが、これからのMBA教育においては「Design Thinking」が重要などと言い始めたことから、わが国でもデザイン思考があちこちで注目を浴びておりますが、目下のところ中身はプロダクト開発レベルでのデザイン思考導入にとどまっているようです。
PAOSではこれまで約半世紀にわたり、企業経営レベルでこそデザイン思考を導入するべきとの構想を様々な形で現実化して参りましたし、今もそうしたコンサルティングのご依頼をクライアント企業から受け、日々具現化策の実施を図っております。
その実ビジネスのプロジェクトの中身は、開発期間中は公開が憚られる部分も多いため、ご紹介するには具体性が希薄になることが無きにしも非ずなのですが、次なる基本パラダイムチャートにて、PAOSの目指すところをおおよそ推論願えれば幸いです。


STRAMDで実現を図りたい基本パラダイム

こうした構想と実践の歩みを振り返り見るにつけ、STRAMDでの戦略経営デザイン人材の育成は重要であったと考えており、今後はこれに代わる、もしくはSTRAMDを一層発展させたプログラムを展開して参りたいと、構想を練り始めている次第です。

STRAMDは、開講当初3年間は桑沢デザイン研究所に講座を置いていただき、次の1年間は外苑前のビィズ・クロコ社のスペースで、最後の4年間は御茶ノ水のデジタルハリウッド大学大学院に、教室使用・クラス運営等で多大なご支援を頂きました。それぞれお世話になりました皆様に深く感謝申し上げます。
加えて、STRAMDで講師をお引き受けくださった諸先生方には深謝あるのみです。また、最後まで親身になってご協力と応援を頂いたOB有志の皆さまにも、心から御礼申し上げねばなりません。

そして、最後に祈念致したいのは、約200名のSTRAMD修了生の活躍です。貴方たちの今後のビジネスや人生の成果でこそ、STRAMDは判断されるのです。
そのことを心からお願いし、STRAMD講座締めくくりの筆を置きたいと思います。



投稿者 Nakanishi : 2018年04月13日 19:36