中西元男 実験人生
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COMMENT

« 9年目を迎えるSTRAMD(戦略経営デザイン)メイン桑沢デザイン研究所以来の友人、坂本和正君逝く »

STRAMD第8期生修了、そして第9期生募集へ

2018 / 3 / 8

毎年この時期になると楽しみと期待がやって来ます。
それは私が主宰しているSTRAMDなる講座の修了式を終え、新規生募集が始まるからです。STRAMDとは、正式に書くと長くなりますが、「戦略経営デザイン人材育成講座」の略称のブランドです。東京では8年、ダイジェスト版で実施している大阪では6年続けてきました。


募集要項(東京・大阪)

この講座は、元々は早稲田大学の新しい教育プログラムとして、2009年に文部科学省に申請を出す予定になっていたものです。それが2008年に起こったリーマンショックのあおりを受けて、企業支援が全く期待出来なくなった大学側が新規プロジェクトをすべて凍結したため、残念ながら具現化せずに終わってしまいました。
そのことを翌年の桑沢学園の新年会で、当時桑沢デザイン研究所の所長をしておられた、わが国を代表する世界的なインテリア・デザイナーでもある内田繁さん(故人)にお話ししましたところ、「中西さん、その講座を桑沢で実現できないかな?」と言われ、その春から桑沢デザイン研究所で開講しました。

そもそもこうした講座を始めようとしたのは、社会的に見て大きく二つの意図があります。
一つは、わが国が成長から成熟の時代に入ってきたこと。もう一つは、人間力すなわち知力・体力・感力のうち、最近では定量的に価値測定が成しにくい感力競争の部分に、マーケティングやマネジメント上の重きが置かれ始めたことです。

こうしたデザインソフトを人材育成教育に採り入れるという取り組みは、AERA誌(2015.6.29号)が特集を組んだごとく、その後どんどん試みが進み、東京大学をはじめ慶應義塾大学、東京工業大学、京都大学等々、諸大学がこぞってトライアルを始めています。STRAMDは社会人教育などの再教育の分野で注目を浴びていますが、早稲田大学で仮にこれが始められていれば、わが国の総合大学における嚆矢となり得ていたのにと残念に思っている次第です。


AERA誌特集記事

そもそもこうした分野に注目が集まり始めたのは、スタンフォード大学が新しい経営人材の育成を求めてMBA教育の中に「Design Thinking (デザイン思考)」なる発想を採り入れたことが契機です。
日本という国は、なかなか自国でのオリジナリティある企画に注視しませんが、海外先進国で注目を浴びるとたちまち騒ぎ始める傾向があります。Design Thinkingも全く同様です。

ところで、STRAMDでは前期と後期にそれぞれ課題が出され、それを5人程度のチームで情報収集から整合・分析、加工と戦略立案、そして最終的にはプレゼンテーション競争という形で発表し合います。その後、ディベート的なディスカッションを全員で行い、その成果を相互に採点。そして発表大会に参加した講師やOBたちも評価に加わり、それら全てのプロセスを集約した最終的評価を私自身が下します。その結果、講評を伴いながら優勝チームを発表し、表彰式に至ります。


第8期後期発表大会

これまで8年間の研究テーマを列記してみますと、以下のごとくなります。
2010/第1期
 前期:百貨店の再生なるか
 後期:WANOVATION
2011/第2期
 前期:東京のタクシーの在り方を考える
 後期:WANOVATION
2012/第3期
 前期:提案「現代版 日本の常識」
 後期:世界を動かすWANOVATION
2013/第4期
 前期:「日本の三大長所・三大短所」を明快(明解)に
    プレゼンせよ 
 後期:日本はどのような国を目指すべきか
2014/第5期
 前期:「日本が東洋のスイスになるとしたら・・・」を前提に
    持論を展開せよ。
 後期:どうすれば《世界から尊敬されるオンリーワン国家》
    を築けるか?
2015/第6期
 前期:日本人にとって「お中元」や「お歳暮」の効用とは
 後期:日本が文化大国化していくためには、
    何を考え何を成すべきか
2016/第7期
 前期:現代企業は「市場機関」と「社会機関」の関係を
    経営的にどう捉えるべきか
 後期:「国家に役立てる日本企業」の在り方を提示せよ
2017/第8期
 前期:東京地域の「駅のサインデザイン(発車案内板)」につき
    分析・評価し、有効な提案をせよ
 後期:「日本国の在るべき文化的・産業的ポジショニング」を
    提示せよ

STRAMDにご興味をお持ちくださった方は下記にて詳細をご覧下さい。
第9期募集要項
STRAMD HP



投稿者 Nakanishi : 2018年03月08日 14:53