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ポルトガルの旅 »
■■■「中西元男の世界」展を終えて
2017 / 10 /27
「中西元男の世界展」が、展覧会とセミナー共に好評裏に終了しました。
2017年10月10日〜10月21日までの長丁場の個展を、JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)神奈川地区主催で、横浜国立大学にて開催していただきました。
展覧会会場
講演会風景
本企画に関しましては、横浜国立大学の渡辺邦夫教授はじめ、多くの方にお世話になりました。改めて御礼申し上げます。
こうした機会を与えていただきましたお陰で、来年で半世紀になろうとする自らとPAOSのデザイン実績を振り返ることができました。
1968年(昭和43年)以来の仕事人生の来し方を振り返ってみますに、これだけ多くの企業ブランドやシンボルロゴ、そしてそれらのいろいろな展開形などが残せてきたことに満足を覚えますと同時に、総覧しておりますと、不思議なことに「こんなにもやったのか…」と些(いささ)かの疲労感も湧いてきます。
特に、約50年間にわたりデザインし続けてきたシンボルロゴ類の年表(下掲)を眺めていますと、マークひとつひとつに関わるクライアントの経営者や担当者のお顔が鮮明に浮かんでくるのが、大いなる感慨でした。その中には既に物故者となられた方々も沢山いらっしゃいます。
また、オープン・システムを創業時より標榜して参りましたPAOSでは、実に多くの優秀なクリエイターの皆さまにもご協力を賜ってきました。感謝以外の何ものでもありません。
他方、PAOSの仕事の特色は、ハード&ソフトのデザインを活かした経営コンサルにありますが、今回の展覧会では会場の都合等でビジュアル作品中心となり、私共の一つの特徴である企画面でのコンサルティングという一面が十分にご紹介しきれなかったのが少々残念ではありました。
ともあれ、半世紀に及ぶPAOSの制作史年表を以下にご紹介させていただきます。(本来は横位置のものですので、少々ご覧になりづらいことをご容赦願います)
投稿者 Nakanishi : 2017年10月27日 19:09