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« ミラノ・サローネ2006メイン僕の名前がついた星が生まれた。 »

桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞受賞

2006 / 5 /26


※思えば15年前、山田脩二が同窓会長に就いた時点から始まったのだった。

このたび、母校である桑沢デザイン研究所の同窓会より「桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞」なる賞を戴きました。母校との関わりでのこうした栄誉の歓びは格別と言えます。特に私の場合は生来のものぐさと言うか、自ら賞取りにチャレンジするという行為を基本的には致しませんので、どなたかに推薦いただかない限り受賞とは無縁なのです。



※今回、2006年度「桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞」でいただいた数々の表彰物



※TVなどでも人気のファッション・デザイナーにして名アドバイザー:横森美奈子さんデザイン。さすがあか抜けしてます。


これまでに頂戴した「毎日デザイン賞」「第一回勝見勝賞」などはいずれもご推薦くださる方があり栄に浴してきた次第で、それに加えてこのたびの「桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞」は、第一回目を含め二度目の受賞となりますから余計うれしく思いました。それにこれらの賞は全ていわゆる功労賞ではなく、ある意味「実力賞」である点も、「昨年行ったことをちゃんと見届けていただけている」という歓びに繋がります。



※二つの賞牌セット

桑沢賞は、もともと同窓会活動の活性化を願って15年前に私自身も仕掛け人のひとりとして参画企画したものです。きっかけは桑沢時代の同級生であり親友でもある優れものクリエーター:山田脩二(カメラマン→カワラマン→スミヤキマン?)が、突然同窓会長を引き受けたことに端を発しています。それまでの私は、母校の同窓会など30年以上にわたり一度も出たことすら無かったのです。ところがお義理で出かけたこの同窓会で「これは何とかしなければ」と強く思いました。


その時は、恩師でもあった朝倉摂先生が舞台美術について素晴らしい内容の記念講演をなさったのです。もちろん朝倉先生は画家として、そしてわが国を代表する舞台美術家として余りにも有名なまさに実力派アーチストですが、会場を見渡すと総勢50人にも満たない同窓生がパラパラといるだけでした。


終了後、山田脩二新会長はもちろんのこと、時の同窓会役員たち共々、「何とか振興策を図ろうよ」と話し合い、結果、生まれ出たアイデアが母校創設者:桑沢洋子先生を顕彰する「桑沢賞」の創設でした。


ところが、当時の同窓会は金庫の中がスッカラカンで、まず資金を稼ぎ出す手段を講じることが先決でした。そこで生まれてきた策が今に続くOB講師を中心とする「夏期基礎造形講座」です。同時に、同窓会活動に関しては全員がボランティアとして従事することが基本となりました。この伝統はそのまま今日も続いています。



※全国同窓会支部からのからの名物名品の目録。出来るだけのエンターテイメント性をというのも表彰パーティのねらいです。

大体、デザイン学校などという所はどこも個人主義の固まりのような人たちが大半ですから、卒業生たちが一体となって喜々として働くなどという学校は他には見当たらないと思います。ところが桑沢におけるこの同窓会活動が成長していき、今日では自分の母校の同窓会すら出たこともないという他校の出身者までパーティに集ってくださるのですから、考えてみるとオープンで不思議な存在の組織に育ってくれたものです。


※会場風景


※恒例の司会は有名なタレント稲川淳二さん。この方も桑沢の卒業生。


※会場風景


※会場風景


※今年からの新同窓会長大豆生田さんと前会長:内田繁さん

最初に「桑沢賞」の決め事を制定した時に「受賞者は年齢50才以下に限ろう」というルールを提案したのは、実は私です。それは、当時それ以上の人たちまで贈賞対象にすると、デザイン界で活躍する人材が余りにも多士済々すぎていつまで経っても若い人に順番が回らず、本来の目的である同窓会活動の活性化には繋がらないだろうと考えたからです。このルールは、今も守られています。


因みに栄誉ある第一回受賞者は、わが国インテリアデザイン界の重鎮内田繁さんで、この受賞が縁で内田さんは山田脩二氏の後を継ぎ同窓会長に就任することとなります。そして彼の発案で、今では「桑沢賞」と共に同窓会のメインイベント二本柱のひとつとなっている「桑沢デザイン塾」が生まれました。これが内田会長の交友の幅広さに支えられ、デザイン関係者にとどまらず実に多くの講師の皆さんにご参加いただき、これまたデザイン界の不思議イベントというか名物に育っております。



※内田前会長の発声でカンパーイ

ご縁というか行きがかり上というか、私は創設以来「桑沢賞」の選考委員(今年の審査委員:松岡正剛氏・青葉益輝氏・森山明子氏・深井晃子氏・内田繁氏・中西元男)をさせて頂いております。(数年前から「そろそろ老害ではないか?辞させて欲しい」と何度かお願いし続けてきたのですが。)


前述のプロセスの中で、母校のために尽くして頂いた前述の朝倉摂先生、具象彫刻でわが国を代表する著名な作家:佐藤忠良先生、デザイン界の天皇と称された故亀倉雄策先生等々に「桑沢功労賞」をお贈りしてきたのですが、そういう方々が一巡した後、これも内田会長の発案で生まれたのが「桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞」なる賞でした。この賞は、その年デザイン界で特段目覚ましい活躍をした人物を対象に贈られる不定期な賞です。


その第一回の受賞者として私が選ばれました。Gマーク制度の民営化立てなおしとワールド・グッドデザイン(WGD)での活動等の功を認められての受賞でした。


そもそも私自身審査員でもあり齢50才超の人間ですから、自分が何らかの桑沢賞を頂くことなど考えてもいなかったのですが、あの佐藤忠良先生の名作である賞牌(桑沢洋子先生の少女時代を模した?)だけは、戴けるものなら何としても手にしたいと考え続けていたものですから、初めて手にした時はまさに歓びの頂点に立ったような心境でした。



※前回2001年にいただいた「第1回桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞」

今年度の受賞者一覧

※新人ノミネート賞


※タイで活躍中の染織作家:滝澤久仁子さんへ地域賞の授賞


※人間国宝として特別賞を受けた佐々木苑子さん


※もう一人のデザイン・オブ・ザ・イヤー賞受賞者の水谷孝次さんと。


※大豆生田新同窓会長より贈呈


※感謝の挨拶


※桑沢本賞受賞の伊勢功治さん


※桑沢本賞受賞の織咲誠さん


※桑沢賞、今年の出席審査員勢揃い(左から青葉、森山、中西、内田)


※今年度の受賞者全員


パーティショット

※大先輩、近藤英さん、矢澤宏司さんと。


ブラマネ美女とゴキゲンの脩ちゃん


※宇都宮から駆けつけてくれた坂本廣樹さん


※この日を期しての田中佐和子さんチャイナドレス姿。桐村明日香さん(僕のブログデザイナー)、相川京子さん(ブラマネ卒塾生)も一緒。


※この花束は、アーク都市塾塾生の田中さんと僕のブログのデザイナー:桐村さんからのプレゼント。


※人間国宝:佐々木苑子さんと。実は毎日新聞CI事務局時代の旧知の佐々木宏人さんのお姉さんと聞いて本当にビックリ。

このたびの受賞は、昨年開催し本当に沢山の来場者に恵まれました「西新宿定点撮影35年 脈動する超高層都市」の二度にわたる写真展、そして、同テーマの出版(ぎょうせい刊)という活動が高く評価され、5年目にして3人目の受賞者として再び選ばれたのでした。私の場合、作家ではありませんのでこうした賞に恵まれることはこの後もほとんど無かろうと思います。それだけにまさに感慨ひとしおのこのたびの受賞であった訳です。


選んでいただいた同窓会の理事・委員諸氏に深く御礼申し上げます。


加えて、授賞式そしてパーティにはおよそ300名もの方たちにお出かけ頂きました。みなさまに感謝の言葉を呈上させて頂きたいと思います。


「ありがとうございました。」



※チョット出すぎかな?



投稿者 Nakanishi : 2006年05月26日 20:47