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« イタリア紀行3 (レッチェ) | メイン | 桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞受賞 » ■■■■ミラノ・サローネ20062006 / 5 / 2
いつものことだが、家具インテリアといっても、それはクラシックな豪華版貴族趣味のものから低価格帯のものまで相当の広がりで展示されているため、それらを全て見るなどという勇気も元気も私にはとても無い。そこで、いつもの通りミラノ在住のデザイナー天野忠夫さんのアドバイスを仰ぎ、まずモダーンな、いわゆるよくデザイン誌などでも名前の出てくるデザイナーやブランドのものを中心に見て回った。
サローネでは年度ごとにキッチンと照明器具を交互にテーマ展示しており、今年はキッチンの年にあたっていたのでそちらの方も見て回ったが、続きで展示されていたトイレ・バスといったいわゆる水周り空間全体を通じて、家具以上に意欲的な多くの試みに「こんなに凄い台所など一生かかっても使うことなどないだろうな」と思いながらもなかなか面白かった。
例年のことだが、SATELLITE(サテリテ)という若手のデザイナーたちの実験場というか登竜門のような場がメイン会場に併設されており、ここでのトライアルの数々がいつにも増して私には刺激的で面白かった。
サローネの展示の面白さは、個々のブランド商品はもちろんのことディスプレイやプレゼンテーションの巧みさ、カタログやそれを入れる袋のデザインの競い合いなども、実に触発されるところが多く興味をそそられる。加えて新作家具の多くは試作品であるが、そうしたモデルとしての家具類を本物以上に本物らしく造り上げてしまうイタリアの職人芸にも凄いものがある。
こうした市内に点在するショーもいくつか見て廻ったが、そうした中での圧巻は吉岡徳仁氏デザインのTOYOTA Lexusであった。私は全ての展示場を観たわけではないので絶対とは言い難いが、彼による素材の活かし方、光や映像の活かし方、アプローチから主展示に至るドラマティックな会場構成等々、その見事さは現場体験の無い人には、なかなか文字や写真では伝え尽くせないものがあるが、視覚だけではなく聴覚・触覚・嗅覚にまで訴えかけ来場者を引きずり込んでいくドラマづくりは感服以外のなにものでもない。そのことが、市内の展示会場としては少しはずれた場所ではあったが圧倒的な人数を集めたようだ。
今回のイタリアツアーには、わがオフィスの入社2年目の若いデザイナーを勉強のために同道させたが、帰国して彼女が述べた感想は「日本がこんなに汚い国だったとは思わなかった」のひと言だった。これは何も建物や街が汚いとか不清潔であるということではなく、たとえばイタリアの子供たちが着ている日常的な洋服の美しさや、街の小さなショーウィンドウのカラー配色のセンスの良さといったところに、とんでもない彼我の大きな差があることに気づき、デザイナーとしてショックを受けた結果のひと言であった。
投稿者 Nakanishi : 2006年05月02日 20:55 |
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