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<title>中西元男公式ブログ | 中西元男　実験人生</title>
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<copyright>Copyright (c) 2010, Nakanishi</copyright>
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<title>｢数の人・理の人・目の人・愛の人｣時代のデザインと展望</title>
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<summary type="text/plain">これまでのブログをお読み頂いている方にはお解り願えるかと思いますが、私が長く続け...</summary>
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<name>Nakanishi</name>

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<![CDATA[<p>これまでのブログをお読み頂いている方にはお解り願えるかと思いますが、私が長く続けてきたデザインコンサルタント活動とは、表現デザインの分野のみに限るものではなく、企業経営の中枢テーマにデザイン思考を取り入れて優れた経営環境を創出しようとの、いわゆる「知的美的経営」を目標とするところにありました。<br />
その40年の自らの実務経験を振り返ってみますと、昨今は経営者や企業が目指さなければならないところも大いに変わってきたというか、内容的には次第に広がりを見せてきているのだと考えています。<br />
ひとことで言うなら、企業経営には、より明確なコーポレート･シチズンシップ（公的市民性）が求められてきているということでしょうか。</p>]]>
<![CDATA[<p>10年ぐらい前からだと思いますが、私はこれからの企業(もしくは経営者)とは、「数の人」「理の人」「目の人」「愛の人」であるべき、と折に触れ言い続けてきました。<br /><br />
ここで言う「数の人」とは、売上・利益といった数字的成果が確実につくれる経営者であり、「理の人」とは、その業界の理論を構築し牽引していける人、つまりこれまで私がお付き合いした経営者でいうと「我が安売り哲学」を著したスーパー(チェーンストア)ビジネスのリーダー中内功氏であり、いまだにミスター百貨店と称され時代を画すデパート業界のメソッド「山中ノート」を残した山中かん氏のような方です。いずれも自らのビジネスについて産業的視野からのロジカルシンキングが出来る方たちでした。<br /><br />
やがて時代が物質的に豊かさを増し、社会が工業化時代から情報化時代に進展していくに従って、情報価値や美意識を経営に採り入れる必要が生じ、また、その先行結果が成果を上げる時代がやってきました。<br />
ここで必要とされ始めたのが「目の人」です。<br />
まさにデザインやデザインシンキングを経営レベルで採り入れ、感動価値の創出がが経営を左右する時代が到来したのだと言えます。<br />
企業理念や経営方針のデザインから始まるイメージ･マーケティングや日本型CIと呼ばれる成功事例はまさにその典型例と呼べるでしょう。<br /><br />
そして今、時代は確実に市場原理のみで動く時代から変換し、企業も、社会的な価値や責任、ESG(環境･社会的責任･ガバナンス)を無視しては存立価値を認められ難くなりつつあります。その典型例が「人間愛」や「地求愛」に代表される「愛の人」としての企業責任の遂行です。<br /><br />
これら｢数の人・理の人・目の人・愛の人｣を経営指針としてマネジメントしていけることこそ、現代の先端経営と言えるでしょう。<br /><br />
ただ、述べてきた上記４軸の中で、現代の日本企業に最も不足しているのは「目の人」、つまり右脳型で企業存立や経営方針を中･長期戦略として考え、そうした能力を企業力の中に組み入れることを可能とする人材でしょう。<br />
他の３軸は、多少の差異はあるとはいえ、数字や理論で把握可能な分野ゆえ、実行できるか否かは別にして、経営者にとって理解し易いし、同様の理由で政治家も経済や経営の専門家そしてジャーナリスト達もそれなりに持論を述べ立てます。だが「目の人」に関しては、誰もがデザインの重要性を認めながらも、多くは自らの テーマとしては避けて通ろうとしています。<br /><br />
デザイン誌ですら、基本的には作家作品主義ヘッジから抜け出そうとはせず、企業経営に関わるデザインの域にまでは立ち入ろうとはしない、これは自らデザイン分野の可能性の芽を摘み取り視野狭窄に陥ってしまっているのだとしか言えない状況です。<br />
これまでそうした分野での成功体験をいくつも持つ私には、この実態はデザインに対するマクロ観や長期視野の無さの証明にしか見えないのです。<br /><br />
21世紀はアジアの時代と言われ、事実それが現実化しつつある昨今ですが、こうした「目の人」発想では、わが国は確実に韓国･台湾･中国等に遅れを取り始めていると言えます。今も中国のさる大企業から仕事の打診を受けていますが、そこでのトップマネジメントの発言や構想を見聞きするにつけ、彼我の意識レベルの差やスケール観の落差の大きさには驚かざるを得ません。<br />
特にわが国の場合、ここ20年ほど、デザインを自社や目先のビジネス上の利益のみを考えて捉え私的な食い物にしてきた報いが、わが国企業体の弱体化という現実として現れてきているとしか思えません。<br /><br />
このようなデザイン事業環境 をつくり出してしまった要因は明らかなのですが、今は日本国内の問題で内輪もめをしている時ではないでしょう。<br />
PAOS東京にアジアからの仕事依頼があり、PAOS上海に中国へ事業進出を期待する日本企業の相談が相次ぐ。最近の私は新しいアジアの時代づくりの牽引役も、私たちの使命かと思い始めています。<br /><br />
考えてみればごく当然のことですが、美しい事物、快適な環境、安全性や倫理性、そして個性的な存在であろうとすること等に、異論を唱える人などいない筈で すし、それを経営戦略に採り入れる具現化を図ると成果が上がる、などといったことは成熟社会では自明の理であり、デザインのミッションとはまさにこれら指標の実現にあるわけです。<br />
そのこと自体を分かってみれば、いろいろな専門分野においてこうしたデザイン発想を採り入れ、ソフト･ハード両面から価値創造に携わっていく歓びが、日本の新しい時代や、ナショナル･アイデンティティの構築、はたまたグローバルな発信にも大きな役割を持つというのが、私の仮説なのですがどうでしょうか、今はまだ真夏の夜の夢でしょうか。</p>]]>
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<title>STRAMD前期講義終了</title>
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<modified>2010-08-25T02:48:55Z</modified>
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<summary type="text/plain">４月12日にスタートをきったSTRAMDの前期講義計30回が終わりました。 ...</summary>
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<![CDATA[<p>４月12日にスタートをきったSTRAMDの前期講義計30回が終わりました。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_5.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100805/100805_5.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_5-thumb.jpg" width="345" height="258"  border="0"/></a><br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>STRAMD一期生は、当初30人で発足しましたが、現在は28人が受講中です。１人は海外行きが決まりもう１人は管理職でどうしても会社の合意が取れず断念という結果になりました。<br />
受講生の皆さんはまさに働き盛りの人が多く、お忙しいにも関わらず実に熱心です。年齢も上は63才から下は24才までの広がりにして、平均年齢38才余と各年代まんべんなくの広がりを見せており、職業もまことに多彩です。デザインを専門職とする人は全体の1/3と、想定した以上に少なかったと言えますし、資格もMBA・一級建築士・管理栄養士・学芸員などさまざまです。この混成振りが素晴らしいと思っていますが、事実、盛んに相互交流も行われています。いわゆる経営のボードメンバーに就いている人は全体の1/3で、個人事業主から一部上場企業の役員まで多彩です。講義後のおさらい飲み会もなかなか盛んなようです。一般の大学や大学院では決して見られない人材的広がりで、発言や思いの多様さは見ていても刺激的で素晴らしいです。<br />
男女比は女性が1/4と、こうした新しい分野にしては男性比率が高いのも特色です。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_82.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100805/100805_82.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_8-thumb.jpg" width="345" height="258"  border="0"/></a><br />
<img alt="090911_w.jpg" src="http://designist.net/blog/archives/090909/090911_w.jpg" width="258" height="3" /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_2.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100805/100805_2.html','popup','width=600,height=451,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_2-thumb.jpg" width="345" height="259"  border="0"/></a><br />
<img alt="090911_w.jpg" src="http://designist.net/blog/archives/090909/090911_w.jpg" width="258" height="3" /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_4.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100805/100805_4.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_4-thumb.jpg" width="345" height="258"  border="0"/></a><br />
<img alt="090911_w.jpg" src="http://designist.net/blog/archives/090909/090911_w.jpg" width="258" height="3" /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_3.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100805/100805_3.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_3-thumb.jpg" width="345" height="258"  border="0"/></a><br />
教室風景<br /><br />
講義が終了するごとに、毎回誰かにブログを書いてもらっています。「こんな風に受け取っていたの？」「そんなことを考えながら聞いていたの？」と結構個人差が出ていて面白いです。<br />
当初は、平均的なブログ字数なども決めていたのですが、最近はとてもとてもそれでは収まりきらず、思うまま感じるままの報告と自分の見解が如実に出るようになり、これはこれでエキサイティングですので見守っています。<br />
<a href="http://stramd.kds.ac.jp/">http://stramd.kds.ac.jp/</a><br /><br />
STRAMDでは、ここにどうしても必要な講義科目、と思える分野の方々に講師をお願いしていったのですが、交渉した方全員から二つ返事でご快諾を頂き、実に熱心な講義が続いております。（私のこれまでの経験からいっても、学校の講師料などというものは実に些少で申し訳ない思いでいっぱいなのですが、有り難い話です）<br />
本当はもっと回数を増やしたい講義も多いのですが、定められた年間の総時間枠の中で無理なお願いをしておりますので、内容は溢れんばかりです。これは受講生にとっては大変ですが、「もう少し聞きたい」思いを残しながらの講義が次から次へと続いていくといった感じです。<br /><br />
これまでの前期の講義はSTRAMDとしては最低押さえてなければならない基本講座といったところで、後期は次第に実践的な内容が多くなってきます。現に夏休み前には課題が出され、５チームに分けられたグループ間での競争が始まっています。<br /><br />
もともとSTRAMD教育は、教え覚えさせるよりは、「刺激を与え触発していく」ことを旨とした講義方針ですので、受講することの結果、１人でも多く「人生変わったよ」と思ってもらえるような成果が上がれば、第一の目的は達成です。<br /><br />
講義タイトルやテーマの一端を一覧してみますと、30回は次のようになっています。（毎月１回ごとの特別講義が土曜日を利用して行われており、これはなるべく公開して、少しでも多くの方々に聴いていただけるようにと考えています。）<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_11.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100805/100805_11.html','popup','width=404,height=849,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100805/100805_1-thumb.jpg" width="345" height="725" border="0"/></a><br />
カリキュラム一覧<br /><br />
ともあれ、運営の実態や運営の日常些事はなかなか大変ですが、意欲に満ちた受講生達の顔や姿勢を見ていますと「STRAMDを始めて良かった」の思いでいっぱいです。<br /><br /><br />
---------------<br />
本Blogへのご意見・ご感想をお待ちしております。<br /><a href="mailto:comment@designist.net">こちら</a>までメールをお寄せください。<br />Blog内にてご紹介させていただく場合もございますので、何卒ご了承願います。</p>]]>
</content>
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<title>著書「コーポレート･アイデンティティ戦略(Epi-CI)」刊行に想う</title>
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<modified>2010-08-02T08:51:25Z</modified>
<issued>2010-07-29T03:59:11Z</issued>
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<summary type="text/plain">前回に続き、拙著「コーポレート・アイデンティティ戦略」(誠文堂新光社刊)への想い...</summary>
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<name>Nakanishi</name>

<email>info@paos.net</email>
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<![CDATA[<p>前回に続き、拙著「コーポレート・アイデンティティ戦略」(誠文堂新光社刊)への想いを書いておきましょう。<br /><br />
本当は「Design Thinking　経営」というような、デザインの拡がりや可能性を感じさせるタイトルにしたかったのですが、気がついたら表記のような書名に決まってしまっていました。英文タイトルの方なら多少変えられるというので、Epiという言葉を付けて”Epi-Corporate Identity Strategy by PAOS”という英文書名にして貰いました。Epiとは「&#12316;の上」とか「次の&#12316;」といった意味を表す用語で、これは娘の学んでいる専門分野、新しい生命情報科学(単なる遺伝子解明の先)の分野をEpi-Geneticsと称するのだと教えられ、なかなか良い言葉だと冠に頂いた次第です。どうせコーポレート･アイデンティティ戦略などといった長い書名は、そのまま呼ばれる筈もありませんから、《Epi-CI／エピシーアイ》と呼び合おうと考えたわけです。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_11.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100723/100723_11.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_1-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0" /></a><br />
表紙の英文タイトル<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>最近のCI(コーポレート･アイデンティティ)プロジェクトは、アイデンティティ、本来の「企業の拠って立つところ」といった語義から、残念ながらまるで外れたものが多くなってしまっています。そのせいでCIに関わるデザインビジネス分野そのものまで、数十年後の企業存立に向けてというより、大部分はまるで表現上の処理屋的な存在に成り下がってしまったのは悲しいことです。<br /><br />
そこでこの度の拙著では、PAOSで永年にわたり手掛けさせてもらいましたプロジェクトのいくつかを思い切って戦略やコンセプトワークのデザインから一連の流れとしてトータルに開示し、「デザイン発想でここまでやれるのですよ」という事実を知っていただこうと考えた次第です。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_21.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100723/100723_21.html','popup','width=600,height=408,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_2-thumb.jpg" width="345" height="234" border="0"/></a><br />
<img alt="090911_w.jpg" src="http://designist.net/blog/archives/090909/090911_w.jpg" width="258" height="8" /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_31.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100723/100723_31.html','popup','width=600,height=417,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_3-thumb.jpg" width="345" height="239" border="0" /></a><br />
<img alt="090911_w.jpg" src="http://designist.net/blog/archives/090909/090911_w.jpg" width="258" height="8" /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_41.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100723/100723_41.html','popup','width=600,height=432,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_4-thumb.jpg" width="345" height="248" border="0" /></a><br />
企業コンセプトの掲出例<br /><br />
私がPAOSにおいてこれまでに手掛けて参りました諸プロジェクトを振り返ってみますと、マツダが39年、セキスイハイム38年、小岩井34年、松屋銀座33年、ベネッセ31年、ブリヂストン30年、ケンウッド29年、INAX27年、、、、といったように既に長い年月を経ていて、いずれも開発当初に立てた経営計画や理念目標をほとんど達成し終わっていますので、その内容を可能な限り開示し、最近はすっかり勢いや元気をなくしてしまっているわが国企業や経営者の多くに、もっと「巨視観を持って臨め」「デザインという右脳型ノウハウを経営に活用しよう」「美意識や文化観を企業変革に取り込め」「独自の理念を持って個業化を進めよう」等々と述べたい気持ちでいっぱいなのです。<br /><br />
また長い時間が経過する間に、上記企業の中には一度大成功してまた下り坂になってしまったような会社があり、当時のコンセプトを現代に当てはめ焼き直しても結構な成果が上げられるのではないか？と思えるようなケースも存在すると考えています。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_91.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100723/100723_91.html','popup','width=600,height=406,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_9-thumb.jpg" width="345" height="233" border="0"/></a><br />
松屋銀座立て直しのための4つの基本方針<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_8.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100723/100723_8.html','popup','width=600,height=388,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_8-thumb.jpg" width="345" height="223" border="0"/></a><br />
例えばセキスイハイムのロゴの変遷にもいろいろ内的事情がありました<br /><br />
ビジュアルデザインの基本要素の表現レベルなどでも、感覚訴求の持つ独自の力の意義が判らず(信じられず？)、ロゴの美的水準を明らかに落としてしまった改悪事例もあったりして、残念の極みです。こうした事例のデザイン作業を担当したデザイナーに直接会って、リ･デザインの理由を納得のいくかたちで説明して貰いたいとさえ思います。<br />
それは日本のデザイン表現水準、生活や社会の美観とも関係の深い事態なのですから。今や企業の公的市民性や生活文化を無視して自社の利益しか考えない経営がうまくいくとは思えません。<br /><br />
今回の拙著を著した目的はもう一つあります。<br />
それは、次回書きます「STRAMD(戦略経営デザイン人材育成)」の、教科書というか講義のガイドラインとして使いたいという目的もありました。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_52.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100723/100723_52.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_5-thumb.jpg" width="345" height="258"  border="0"/></a><br />
Design Thinkingで企業変革・経営革新の図れる人材育成プログラム≪STRAMD≫<br /><br />
本書には出版者側の選択で合計25例のケーススタディが載せられていますが、あらためて読み返してみますと、私たちがアーカイビングしている資料や現実にあった事実の、ほんの僅かしか掲載し得ておりません。ですから、STRAMDの講義ではそうした部分も詳しく補っていければと考えています。<br /><br />
わが国企業やプロジェクトの担当者の多くは結構人事のローテーションも多く、加えて、経営風土としても自社の歩みのアーカイビングを重視しない企業が多いですから、本来は重要な資料保管すら成されてないケースが大部分です。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_6.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100723/100723_6.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_6-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0"/></a><br />
各社への開発・提案記録資料とマニュアル類の数々<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_7.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100723/100723_7.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100723/100723_7-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0"/></a><br />
４０年にわたる記録スライド類の集積（これでもごく一部です）<br /><br />
わが国の場合、こうした産業史的記録保管に対するエンジェル(支援家)や篤志家はほとんど皆無ですから、果たしてPAOSがいつまでこれらの開発記録を保持し続けられるか判りませんが、資金的にも、私自身の年齢からいっても、活用できる今、それを少しでも次の人材育成に使っていきたいと考えている次第です。STRAMD開講はその一つの証のつもりです。<br /><br />
でもEpi-CIが出来上がってみてつらつら眺めているにつけ、40年ほどの間に、本当に凄い量のプロジェクトを手掛けてきたことに自身驚かされます。<br /><br />
同時にプロジェクトを通じてお世話になった皆さま方、その中にはわが国を代表する経営者の方々も沢山いらっしゃいますし、素晴らしい切れ者担当者の皆さまにも恵まれてきたのですが、今年になってからだけでも、黄泉(よみ)の国に旅立たれた方も多く、その鎮魂の意味も込め、拙著を著しましたことを最後にご報告させていただきたいと思います。<br />
やがて私にも順番は巡ってくるわけですから。<br /><br /><br />
---------------<br />
本Blogへのご意見・ご感想をお待ちしております。<br /><a href="mailto:comment@designist.net">こちら</a>までメールをお寄せください。<br />Blog内にてご紹介させていただく場合もございますので、何卒ご了承願います。</p>]]>
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<title>久しぶりの自著「コーポレート・アイデンティティ戦略」刊行に、最近の出版界を思う</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://designist.net/blog/archives/2010/07/post_126.html" />
<modified>2010-07-23T09:46:30Z</modified>
<issued>2010-07-23T00:10:09Z</issued>
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<created>2010-07-23T00:10:09Z</created>
<summary type="text/plain">最近、「コーポレート・アイデンティティ戦略(Epi-Corporate Iden...</summary>
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<name>Nakanishi</name>

<email>info@paos.net</email>
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<dc:subject>Entry</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://designist.net/blog/">
<![CDATA[<p>最近、「コーポレート・アイデンティティ戦略(Epi-Corporate Identity Strategy by PAOS)」という拙著を久しぶりに誠文堂新光社という版元から上梓しました。ただ、この本のことはあまりおおっぴらにアナウンスをしておりません。ですが、内容的にはこれまでに対外的に外に出したことのなかった諸クライアントのアイデンティティデザインに関わる、いわば実録ともいえる部分を開示していて、ご覧いただいた方には大きな反響と好評をいただいております。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100716/100716_12.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100716/100716_12.html','popup','width=600,height=1078,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100716/100716_1-thumb.jpg" width="345" height="619"  border="0"/></a><br />
本書と掲載図版の一端（ベネッセとINAXのコンセプトチャート）</p>]]>
<![CDATA[<p>私どもとして、それほどに拙著刊行の対外的アナウンスを行っていない理由は、この本が最終的な専門家の本文校正や私の装丁・レイアウトチェックなど、いわゆる本づくり上の責任、つまり最終的な著者校閲もないままにいきなり市場に出てしまった所にあります。こうした最終的なプロセスでは、書名の決定すらも私の知らないままに決まってしまっていたような次第です。著者として不思議かつ不徳の致すところと反省しています。<br /><br />
本書は、CI開発についてのこれまでの類書に比べますと、結構画期的な内容になっているかと思えますが、私として、対クライアントへの責任とマナーという観点からはいくつもお詫びしなければいけない本づくり上のミスが、正されることもなく商品として店頭に並んでいってしまったことも、申し訳なく思っています。<br />
しかし内容面では未発表のそれも多く、わが国を代表する諸クライアントの開発ストーリーが並んでいますので、その意味で産業史的・経営史的価値は大きいと考えています。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100716/100716_22.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100716/100716_22.html','popup','width=600,height=546,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100716/100716_2-thumb.jpg" width="345" height="313" border="0" /></a><br />
目次ページ<br /><br />
CI開発のプロセスでは、多くの経営者の方々と個人的にお話しする機会も多く、本書では、そうした、私だけにしか分かっていない情報も可能な範囲に置いて記録として残しておきたいと考えたことと、こうして共にご相談しながら進めてきたプロジェクトの相手であった枢要な方々が、最近は次々と物故者になって行かれる事実も今回の著作の動機の一つになっています。<br /><br />
加えて、当初開発したいわばCIの心臓部ともいえる理念や基本方針仮説が、多くは30年近い年月を経てほとんど現実化しており、今や発表して問題になると言うよりは、CIデザインとはそうした「内なるデザイン」の実現が、本来の在りようであると明示できる段階に至ったことが本書を著した理由です。<br /><br />
この度の本著作のキッカケは、出版社から「経営者に分かるロゴの本をつくって欲しい」という申し出が最初の依頼だったからです。<br /><br />
最近は見ていても実にお手軽CI(実際はVIレベル)が多く、せっかく企業が知的美的経営という考え方やデザインシンキングという手法を自社に導入して、自らの存立意義を見直していく良きチャンスであるのにも関わらず、このような皮相的なCI開発状況では、経営上の機会損失と思える事態を、少しは見直してもらえればとの思いで著したのが本書であります。<br /><br />
ですが、久しぶりとなった今回の本作りの経験を元に言わせてもらうと、一昔前に比べて、エディトリアルやデザインの精度が一般的にいって実に雑になってきた、との印象を持っています。これが最近の出版界の通常なのでしょうか？<br /><br />
私がこれまでに何十冊かの編著作を著してきた経験との比較で言いますと、編集や造本に関わるあらゆる過程が粗製乱造になったとの感が否めません。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100716/100716_3.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100716/100716_3.html','popup','width=600,height=353,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100716/100716_3-thumb.jpg" width="345" height="202"  border="0"/></a><br />
これまでの編著作の数々<br /><br />
たとえば出版依頼があった他の版元からの提示条件などを見ていて思うに、ページデザイン料や印税等に関わる金銭面なども、時に驚くような低条件が出てきます。それでも最近は自著を著したいという人が多いから仕方がないのだそうですが、わが国の出版文化は一体どこに行ってしまったのか？との思いを禁じ得ません。<br /><br />
たとえば、初版の半分は買い取るといった約束のもとに自著を著したという人も珍しくないようですから、こうなると出版社は本を刊行するというより、リスクテーキングを避けながら、自社の暖簾(のれん)貸しをしているといった方がいいのかも知れません。<br /><br />
他方、若い人が本を読まなくなったという現象や、特に高額本が売れなくなってしまったという市場状況もあって、数は出るが薄っぺらな書籍が氾濫していることも事実です。活字文化や出版文化の衰退現象そのものです。<br /><br />
書店も最近は、大型店舗にどんどん席巻されていく状況が一般化していて、そうなると出版社側も、書棚に並びやすいA5版の書籍に版形を合わせていくことが、重要な本作りの条件になってきているようです。<br /><br />
いよいよ幕を開けた感のある電子書籍化の進捗で、果たして今後の出版業界はどうなっていくのでしょうか。<br /><br /><br />
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本Blogへのご意見・ご感想をお待ちしております。<br /><a href="mailto:comment@designist.net">こちら</a>までメールをお寄せください。<br />Blog内にてご紹介させていただく場合もございますので、何卒ご了承願います。</p>]]>
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<title>PAOS独自のVI表現デザインへの工夫と使命</title>
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<modified>2010-07-15T08:17:29Z</modified>
<issued>2010-07-15T08:07:08Z</issued>
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<summary type="text/plain"> PAOSロゴアルファベットポスター このポスターは、1993年にモリサワ 「た...</summary>
<author>
<name>Nakanishi</name>

<email>info@paos.net</email>
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<![CDATA[<p><a href="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_6.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100707/100707_6.html','popup','width=600,height=826,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_6-thumb.jpg" width="345" height="474"  border="0"/></a><br />
PAOSロゴアルファベットポスター<br /><br />
このポスターは、1993年にモリサワ 「たて組ヨコ組」が発刊10周年を記念して41人のクリエーターを選びポスターを制作した際の、私の作品(実際はPAOSのデザイン制作部門との合作)です。その時にモリサワさんのご好意で、下部にフレーズやロゴを入れたPAOS専用版を別途作っていただきました。</p>]]>
<![CDATA[<p>私は、デザイナーとしてはニュートラル性を維持していくため、基本的に自らの作品としての表現物は創らない姿勢を貫いてきました。ただ、この企画の際は全体のディレクターを務めておられた故田中一光先生からのご指名もあり、敢えてポスターを制作してみました。出来るだけPAOSらしいものをと考え、それまでに関わって生み出した成果品である各企業のロゴから、A,B,C...のアルファベットのイニシャル26文字から選び、一枚のポスターに仕上げてみたのです。<br /><br />
振り返ってみると、いわゆるCIの中のVIの認識、つまりヴィジュアル･アイデンティティ･システムの存在価値を明示するために、これまでPAOSでは、いくつもの「C」(著作権)といえる表現の工夫をこらしてきました。<br />
そうしたPAOSのオリジナル表現の代表事例について述べてみましょう。<br /><br />
CI(企業のアイデンティティデザイン)の中で、VIは非常に重要な位置を占めます。<br />
最近は、CIというと、まるで企業ロゴをデザインすることのような、いわゆるお手軽に金になりやすい部分のみを切り取ったCIプロジェクトが大勢を占めてしまっているのは残念なことです。加えて著作人格権者が誰かも明示されないものも多くあります。これではデザインビジネスそのものを自らシュリンクさせているようなものです。<br /><br />
かつてCIはMI(マインド･アイデンティティ)＋VI(ヴィシュアル･アイデンティティ)＋BI(ビヘイビア･アイデンティティ)から成ると称され、これは基本的には正解でした。ただ同時平行的にこの３大テーマに挑戦して失敗を重ねるCIプロジェクトが増えてしまう現象も生じました。しかし、それでも現在のような企業ロゴの仕事しかない、裏を返せばデザイナーが部品的存在になってしまっている状況よりは、まだましと言えるビジネス環境にありました。<br /><br />
つまり、ＶＩに特化していくのは、CIの中でもVIが一番象徴的で、強い印象や専門性を持つ分野であったということの証明でしょう。<br /><br />
<strong>VIS Treeの誕生</strong><br />
CI思考の中のこの象徴的なVIの存在価値を明示するために、PAOSではいくつか表現手法に知財権的工夫を凝らしてきました。そ一つがCIS(VIS)Treeと呼ぶ、系統樹の手法を用いた独自の表現であり、もう一つが旧新ロゴ比較等表現での情報発信です。<br />
VIS Treeは本来、CIとは部分最適化以上に全体最適化を優先する手法であり、たとえ名刺のような小さなアイテム一つといえども、全社的な美的ストックにしてイメージ構築の重要な部品であることの認識を喚起するために考え出した、記号的手法です。<br /><br />
このVIS Treeの使用事例は、セキスイハイムの事業開発計画の一環としてVIの重要性を誰にでも解りやすく認識してもらおうと使用を始めたのが最初です。1973年のことです。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_1.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100707/100707_1.html','popup','width=600,height=429,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_1-thumb.jpg" width="345" height="246" border="0" /></a><br />
最初の系統樹表現、セキスイハイムブランドBIS Tree<br /><br />
その後もこうしたVIS Tree表示は、大変効果的なノウハウですから各社で活用していくことになりますが、最初の事例であるセキスイハイムのものだけが縦型で、それ以降は全て横型になっています。<br />
これは英文ロゴの汎用化など横組みの方が表示しやすいものが多いことに理由があります。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_21.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100707/100707_21.html','popup','width=600,height=420,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_2-thumb.jpg" width="345" height="241"border="0" /></a><br />
ブリヂストン<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_31.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100707/100707_31.html','popup','width=600,height=423,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_3-thumb.jpg" width="345" height="243"　border="0"  /></a><br />
NTT<br /><br />
もう一つの手法「旧新ロゴ比較の一覧表示」は、矢印でもって旧と新の違いを見せ、企業やブランドの新しさや同時代性、またビジネスへの適合性を一目瞭然に示してしまおうとしたもので、1980年代になる頃からPAOSが独自の表現手法として使い始めています。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_4.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100707/100707_4.html','popup','width=600,height=424,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_4-thumb.jpg" width="345" height="243" border="0" /></a><br />
旧新ロゴ比較<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_51.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100707/100707_51.html','popup','width=600,height=356,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_5-thumb.jpg" width="345" height="204" border="0" /></a><br />
この旧新比較表示は後年数を増やしていく<br /><br />
これは、並べて見せられるほどに開発事例が多くなり、比較効果や群効果が出せるようになってきていたことと、もう一点は基本となるロゴのデザインだけは著名な実力派クリエーターに発注するケースも増えて来ていたからです。<br />
ロゴのデザインというものは、当然、知的財産権、中でも著作者人格権と大きく関わりを持つ存在ですから、著作人格権者を明示する必要が生じます。そこで考え出されたのが、この旧・新比較表示で、この見せ方もPAOSオリジナルです。<br /><br />
<strong>シンボルは企業思想の凝縮</strong><br />
企業ロゴなどのデザインで、最も重要なのは、そこにいかに多くの企業思想が凝縮されているか、組織として語るべきものを内包しているか、当該企業の知的美的ストックとして何十年もの間マーケティングマネジメントツールとして機能しうるか、ということです。<br /><br />
つまり、企業ロゴというものは、何十年にわたり使い続けるという、時代を超えた造形性や記号発信力をもっていることが重要であり、また長期的に企業経営や事業発展を牽引し支えていく役割を担っていける存在価値を持つべきなのです。<br /><a <a <a <a <a href="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_73.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100707/100707_73.html','popup','width=600,height=1020,scrollbars=yes,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100707/100707_7-thumb.jpg" width="345" height="586" border="0"  /></a><br />
時代を越えて新鮮さを失わないロゴデザインを目指して<br /><br />
その意味では、今日の優れた企業やブランドのロゴとは、単なる表現物としての域を超え、内・外の行動を触発して、良い経営環境の創出を伴ってこそ存在意義を持つのだと言えます。同時に成熟社会となっていくわが国においては、社会や生活の中に美的価値を提供していけることも企業責任といえそうです。<br /><br />
こうした幅広い役割を求められる現代の優れたロゴをデザイン開発していくためには、「ロジック→レトリック→シンボライゼーション」といった開発プロセスの質の保持も重要です。これは理解発信・意向(コンセプト)発信・感覚(記号)発信の開発プロセスの各ステップを、間違いなく切り拓き、固有の知財を築いていくことでもあります。<br /><br />
たとえば人は企業ロゴを見せられれば、そこには否応なしに内的参加という心理的現象が生じ、意識下にもすり込まれて行く訳ですし、同時に街の景観や生活の美観も創出して行くわけですから、その経営的役割と責任は大きいといえます。そうした意味でも、安易な妥協の産物としての企業ロゴの存在は許してはならない、と私は考えています。<br /><br /><br />
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<title>キリン、サントリー、地ビール･･･事業開発物語</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://designist.net/blog/archives/2010/07/post_125.html" />
<modified>2010-07-09T09:53:34Z</modified>
<issued>2010-07-07T01:50:55Z</issued>
<id>tag:designist.net,2010:/blog/1.342</id>
<created>2010-07-07T01:50:55Z</created>
<summary type="text/plain">またまたビールのシーズンが巡って来ました。 プレミアムモルツ...</summary>
<author>
<name>Nakanishi</name>

<email>info@paos.net</email>
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<![CDATA[<p>またまたビールのシーズンが巡って来ました。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_182.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_182.html','popup','width=600,height=461,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_18-thumb.jpg" width="345" height="265"  border="0"/></a><br />
プレミアムモルツ</p>]]>
<![CDATA[<p>近頃の私は、特に支障がない限りサントリーの「プレミアムモルツ」を愛飲しています。以前は銘柄が何でもよい場合には、個人的な味の好みとしてはエビスビールを飲むことが多かったのですが、プレミアムモルツが登場して以来、すっかり乗り換えてしまいました。このビールには特段の思い入れがあるからです。決して「最高金賞受賞」などといった広告に踊らされている故ではありません。<br /><br />
私は、多くご依頼を受けてきた企業や事業の仕事運としては、どうもビールプロジェクトに関する限り、あまり運に恵まれていなかったとの思いが正直なところです。その詳細はこの後述べて参りたいと思いますが、サントリーについては「ビール事業は、何といっても《美味しい味のビール》を生み出さない限り事業の将来的発展はない」というのが、同社に対する私たちPAOSの究極の提案であり、それがようやく実現したのがプレミアムモルツ、との個人的思いが強くあります。<br />
ただ、ビールの味覚という問題については、私が仕事をさせていただいていた時代のキリンビールには全国の工場から造り出される商品の味の水準を保つ味覚名人のような役割の人がいたということがありました一方、絶対の味覚自慢のビール愛好家達に５種のビールを当てっこしてもらったら、全く当たらなかったなどという話もあります。ともあれ、味の判別に関しては、その時に飲む最初の飲料やその日の健康状態に相当影響を受けてしまうことは確かなようです。<br /><br />
それでは、ビール事業に関する提案者PAOSとしての、苦い想い出のいくつかを披露してみましょう。これも記録に残しておくべき日本の産業裏面史と言えるかも知れません。<br /><br /><br />
<strong>キリンビールのプロジェクト</strong><br /><br />
たとえばキリンビールのプロジェクトに関しては、数々のKIRINブランドのCI・BIの開発作業や、基本的に今も使われ続けている伝統のラベルデザインのリファイン作業なども提案実施させて頂きました。<br /><br />
「KIRIN」という英文ロゴは、われわれPAOSが手掛けたものから、似たようなリ･デザイン版の現在のものに変わってしまっていますが、どうしてこのような緊張感やキレの無い造形に敢えて改められたのか、私にはいまだに謎です。昔からロゴの名品と呼ばれてきた作品は、どこかに快い緊張感を秘めた、造形的に高い完成度の事例が多いからです。出来ればリ･デザインを担当された方に表現面での理由説明を聞きたいとずっと思い続けています。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_15.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_15.html','popup','width=600,height=477,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_1-thumb.jpg" width="345" height="274" border="0" /></a><br />
KIRINロゴ旧新<br /><br />
ところで私たちがキリンビールの依頼を受けてプロジェクトに関わり始めた1981年当時は、ビールと言えばパッケージデザイン競争の盛んな時代でしたから、当初は実に様々なビン・缶・変形容器のデザイン作業を手掛けさせてもらいました。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_8.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_8.html','popup','width=600,height=819,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_8-thumb.jpg" width="345" height="470" border="0"  /></a><br />
ビールのパッケージ揃え<br /><br />
その作業成果の延長上で、やがてキリンビールに関わるCI・BIの大部分の見直し作業をさせてもらうことになりました。ほとんどの皆さまはお気づきでないと思いますが、実は伝統の現行ラベルなども、動物学者から「生態学的に見てデッサンが狂っている」との指摘を受け、伝説の聖獣：麒麟の基本の造形からして全て作り直したものです。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_23.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_23.html','popup','width=377,height=631,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_2-thumb.jpg" width="345" height="577" border="0"  /></a><br />
旧新ラベル比較<br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_3.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_3.html','popup','width=600,height=804,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_3-thumb.jpg" width="345" height="462" border="0" /></a><br />
キャラクターのバージョン揃え<br />
（たてがみの中にキリンのカタカナ文字が散らしてあります）<br /><br />
こうした一連のアイデンティティデザインの作業をほぼ終えたところで、PAOSではこれからはきっとビールも「味揃えの時代」に入っていく、との提案を行いました。実際に実験商品の開発もかなりのところまで進んでいたのですが、最終的にはそうした味揃え策は「効率が悪い」との理由で、このプロジェクト自体が役員会で否決されてしまったのでした。<br />
私たちもこの時は、何と先を見通せない会社か？と、契約解除を申し出て一度関係を断ってしまいました。1985年のことです。<br /><br />
やがて1987年、登場してきたのがアサヒビールの「スーパードライ」で、瞬く間に市場を席巻していくことになるのですが、それでも当初キリンのビール技術者達は「ビール技術の神髄は、どこで発酵を止めるかのコントロールにあり、スーパードライは放っておいたら勝手に吹き上がってしまって、たまたまドライタイプの商品が出来上がってしまっただけ」と、楽観視している状況でした。<br />
しかし、この時期を境にビール関係飲料は「味揃え」「価格揃え」の競争時代に突入していくことになります。分野を問わず、永くトップの地位に君臨し続けている企業にとって怖いのは、競合他社の新製品が良さそうなものであれば、圧倒的な技術力・資金力・人材力・流通支配力などで、さして開発努力をしなくても同様商品をぶつけて後追いで叩けばよい、との姿勢が体質化してしまうことです。この時のキリンビールはまさにそうした状況の企業体質になってしまっていたように推測します。<br /><br />
ところが恐ろしいのは、永年そうした企業姿勢が続くと、何が「真に新しい価値」を持つ商品なのかの判断すらできなくなっていくという事態が起きてくることです。スーパードライに対する対応策の遅れは、まさにこうした現象の証明のような状況であったと思えます。<br />
しかし、とかく一度勢いのついてしまった商品や事業というものは３､４年はなかなか手が付けられない伸展力を持つものであると思います。<br /><br />
いずれにしてもこの問題については、PAOSは確実に時代の先を読んだ提案ができていたのに、と慚愧(ざんき)の念に耐えません。<br /><br />
このプロジェクトについてはその後日談もあるのですが、それは長く複雑になるのでここでは割愛しましょう。<br /><br /><br />
<strong>サントリービールのプロジェクト</strong><br /><br />
最終的にキリンビール社との契約を終了して約５年後(1992年)にご依頼を受けたのが、サントリーのビール事業立て直しのコンサルティングでした。<br />
年月は空いていたとはいえ、キリンビールとは、大関雅成専務や本山英世社長、中茎啓三郎専務といったプロジェクト時のトップマネジメントの皆さまと相当深いお付き合いがありましたので、一応キリンビール側の了解を得てから、サントリーのプロジェクトに取り掛かりました。<br /><br />
サントリービールの場合も、このメーカーが永年の赤字事業であったビール分野に置いて、「果たして何をなすべきか？」が主たる依頼テーマでした。<br />
この時も、PAOSの提案は次代を確実に読めていたと思いますし、そうした画期的な提案を行ったにも関わらず、時代の趨勢を無視した大蔵省の意見(立場？)から、結果としてプロジェクトは中断のやむなきにいたり、残念でならない思いの残る提案に終わってしまったと言えます。<br /><br />
サントリーのプロジェクトに関わりを持ったきっかけは、同社の広告宣伝やマーケティングの分野で数々の輝かしい実績を残しておられた故・辰馬通夫さんが、人を介して1992年に訪ねて来られたことにありました。ご相談の内容は、事業開始以来数十年にわたり赤字の続くビール事業革新の相談に乗ってもらえまいか？とのお話でした。<br />
その後、当時副社長であった佐治信忠現社長にお目に掛かり、面接のような意見交換の結果、賛同を得て、すぐにビール事業作興のプロジェクトに取りかかりました。<br /><br />
当初の調査作業で、同社がビール事業に永年にわたり多大な予算を注ぎ込みながら事業として陽の目を見ていないのは、ウィスキーのトップメーカーとしての手法や体質があまりにも染みこんでいるためだと判断がつきました。世間一般のイメージもウィスキーのそれで、なかなかビール飲料とマッチングしない状況にありました。そこで先方に若手中心の優秀なメンバーの開発チームを形成して貰い、先ず意識改革・体質改善策を兼ねたところからビール事業再興プロジェクトに取り組み始めました。<br />
残念ながら、辰馬さんは2001年にお亡くなりなってしまわれましたが、この時のタスクホースに参加された皆さんは実に柔軟かつ優秀で、既にリタイアされた方も多いのですが、現在要職につかれている方々も沢山おられます。<br /><br />
前置きが長くなりましたが、PAOSがサントリーのビール事業に関わり、提案させていただいた内容について話を進めましょう。<br />
当時発売されていた何種類かの同社ビールを飲んでみて感じたことは、確かに試行錯誤の中で多くの種類のビールがつくられてきているのですが、これぞシンボル商品と呼べるような味を持つビールが存在しないということでした。<br /><br />
そこで私たちは２軸からなる改革案を提案しました。<br />
その第一は、「何としても多くの人たちに美味しいと認められる新しいビールを創り出すことが重要」との起案でした。それも、出来ることであればサントリーらしいプロモーショナルイベントなどを絡めたマーケティング手法で、それを成し遂げるべきではないか？と考え、これを「市民ビール」と名づけました。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_121.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_121.html','popup','width=600,height=439,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_12-thumb.jpg" width="345" height="252" border="0"  /></a><br />
「市民ビール」提案企画書の一端<br /><br />
もう１軸は、サントリーにはビール事業で苦労されてきた歴史から、多くの酵母を保持されている現実がありましたから、やがてわが国でも地ビールが解禁になる時が早晩やってこようから、その時に備え「全国の地ビールメーカーを支援する事業を立ち上げましょう」との提案でした。着手はむしろ地ビール起業応援連携プロジェクトの方が先ではないかと申し上げました。<br />
当時、ドイツでは約4,000社、アメリカでも1,200社ほどのビールメーカーが存在していましたから、わが国のように選択肢が4社しかないという市場構成の方が世界的に見ても異常であり、また、これからの個人生活の多様化への推移を考えても、地ビールの勃興と流通は必然性を持つと私は考えていたからです。<br /><br />
ところが役員会に掛けたこの提案は、佐治敬三会長(当時)が大蔵省に聞かれてみても「地ビール解禁などということはあり得ないこと」と言われた、の理由で否決されてしまいました。<br /><br />
私にとっては乾坤一擲(けんこんいってき)の秘策アイデアでしたし、推論に間違いがある筈はないとの思いがありましたので、「どうして判ってもらえないのか」と無念の思いイッパイでした。<br />
事実、その提案から約１年半後、地ビールは解禁されることになります。<br /><br />
昨年、縁があって私は日本デザインコンサルタント協会(JDCA)の懇親ツアーで川越を訪れるチャンスに恵まれ、地元のコエドビールの朝霧重治社長に地ビール立ち上げのご苦労話をお聞きする機会があったのですが、その話を伺っていても、サントリー社は惜しいチャンスを逸したのだとの思いが今も残るのです。<br /><br />
川越ではコエドビールの工場見学をさせていただき、当然、商品の試飲もさせてもらいました。この時、５種類の商品を試飲させて頂いた個人的感想としては川越のサツマイモをブレンドした「紅赤-Beniaka-」が特に美味しいと感じました。紅赤はアルコール度７度とビールとしては度数の高い方ですが、次々とお代わりをしたくなる赤い色をした味わい深いビールです。残念ながら近隣のスーパーや酒屋さんには置いてはいないのですが。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_71.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_71.html','popup','width=600,height=453,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_7-thumb.jpg" width="345" height="260" border="0" /></a><br />
コエドビール本社工場入口<br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_6.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_6.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_6-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0" /></a><br />
コエドビールの品揃え<br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_14.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_14.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_14-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0"/></a><br />
<br /><br />
なお、最新のデータでは日本全国に222社の地ビール醸造元が現在存在しているとのお話でした。多分、その中の多くは経営的に多難の起業であり、その後もご苦労を重ねておられることと推察します。<br /><br />
サントリーからの依頼プロジェクトで唯一具現化しましたのは、同社の代表商品モルツのパッケージデザインのリニューアルでした。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_19.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_19.html','popup','width=600,height=420,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_19-thumb.jpg" width="345" height="241" border="0"/></a><br />
パッケージデザイン検討プロセスの一端<br /><br />
また、新パッケージデザイン誕生に併せて、これも同社らしい面白い試みでしたが、プロ野球の引退した名選手を集めて「モルツ球団」を結成しました。この企画は今も続いているようです。<br /><br />
このモルツ球団のユニホームはどことなく阪神タイガースのそれにイメージが似ています。<br />
当時、しょっちゅうPAOSを訪ねて来られていた佐治敬三会長から「どこかスポーツチームを持ちたいのだが？」とのお話があり、「それなら阪神タイガースをチームごと買い取られてはいかがですか？」と冗談半分にご提案したことがありました。当時は今のような強い形での地元密着のフランチャイズ制などは広島カープくらいしか無く、プロ野球球団の売値は大変安かったのです。南海ホークスがダイエーに買い取られていた時代でした。<br />
この話に、佐治会長は大分心を動かされたご様子でしたが、阪神を買い取ると主たる市場である東京の顧客を失ってしまうのではないか？との懸念が、お気持ちの中には強くあったようです。<br />
その流れの中で生まれていったのがモルツ球団でした。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_201.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100705/100705_201.html','popup','width=600,height=564,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100705/100705_20-thumb.jpg" width="345" height="324" border="0"/></a><br />
モルツ球団写真<br /><br />
「プレミアムモルツ」が誕生してからは、わが家で飲むビールはほとんどこれになっています。当初から申し上げていた「サントリービールには味のシンボル商品が要る」との提案がようやく具現化してくれた、との思いが強いからです。<br />
あまり飲み過ぎると尿酸値の心配がありますので多少びくびくしつつも、陰ながら佐治信忠社長に「ようやく出来ましたね。カンパイ！」と言いながら、今日もプレミアムモルツを飲んでいる次第です。<br /><br /><br />
---------------<br />
本Blogへのご意見・ご感想をお待ちしております。<br /><a href="mailto:comment@designist.net">こちら</a>までメールをお寄せください。<br />Blog内にてご紹介させていただく場合もございますので、何卒ご了承願います。</p>]]>
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<title>上海 復旦大学客員教授就任―上海万博見物のついでが、とんでもないドラマになってしまって―</title>
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<modified>2010-06-28T08:23:27Z</modified>
<issued>2010-06-28T08:24:42Z</issued>
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<summary type="text/plain">突然の授与式で驚きましたが、このたび復旦大学(上海)の客員教授に任命されました。...</summary>
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<name>Nakanishi</name>

<email>info@paos.net</email>
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<![CDATA[<p>突然の授与式で驚きましたが、このたび復旦大学(上海)の客員教授に任命されました。中国を代表する大変な名門大学で、一般に「北の北京、南の復旦」と呼ばれる105年の歴史を持つ著名大学です。</p>]]>
<![CDATA[<p>そもそもこのたびの中国行きの目的は、「日本万博専家上海視察団」(中国側呼称)に加わり上海万博を見に出かけることにありました。この団体ツアーは、初日の歓迎式典からして特別扱いでした。<br />
万博で私が見たのは主に中国館と日本館、そして並ぶこともなく見られる北朝鮮館など僅かのパビリオンだけでしたが、それでも実際に体験することは重要で、時間のやりくりをして無理をしてでも出かけて良かったと思っています。<br />
人気館は９時間待ちにまでなっているそうで、「万博を見に上海まで出かけたが、行列の待ち時間のあまりの長さに、結局上海の街だけ観て帰ってきた」などという日本からの訪問者もいるようです。幸い私は、JDCA(日本デザインコンサルタント協会)に、わが国の博覧会プロフェッショナル：福井昌平さんが会員としておられたため視察ツアーが結成されたので、それに参加したのですが、待ち時間もほとんど無く入場できたことは、結果として大正解だったと思います。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_41.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_41.html','popup','width=600,height=687,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_4-thumb.jpg" width="345" height="395" border="0" /></a><br />
中国館遠望と特別案内役を務めてくれた馬放南さん(写真家・PAOS上海代表夫人)<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_5.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_5.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_5-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0" /></a><br />
あいにくの雨天でしたが、日本館遠望。<br />
基本的には朱鷺（とき）が日中親善のシンボルとして扱われていたようですが、中国人にそれが伝わっているとは思えませんでした。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_6.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_6.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_6-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0" /></a><br />
人気の高い日本館と導入路<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_7.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_7.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_7-thumb.jpg" width="345" height="258"  border="0"/></a><br />
<img alt="090911_w.jpg" src="http://designist.net/blog/archives/090909/090911_w.jpg" width="258" height="3" /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_8.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_8.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_8-thumb.jpg" width="345" height="258"  border="0"/></a><br />
並ばなくても入れたのでたまたま入った北朝鮮館<br /><br />
次の大きな国際万博は2015年開催予定のミラノ博のようですが、その時果たして私に出かけるだけの体力があるか否かは怪しいものです。<br /><br />
ところで今回、上海万博に出かけるとの連絡をPAOS上海にしたところ、「それなら、その間にどこかで時間を取って講演をして欲しい」と依頼されたのが復旦大学でした。同大学では約１年半前に一度講演をし、そのことは本ブログでも書きましたが、このたびも特に断る理由もないのでお引き受けすることにしました。講演の中には、“Better City, Better Life”という上海万博のテーマを織り込んで欲しいというのが要望でした。<br /><br />
講演会は大学側としても急な企画であり、前回のような大ホールではなく大教室が会場になってしまいましたから、立って聴く人も出るような事態で、学生さんたちには申し訳ないような状況でした。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_10.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_10.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_10-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0" /></a><br />
復旦大学校舎<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_112.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_112.html','popup','width=590,height=532,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_11-thumb.jpg" width="345" height="311" border="0" /></a><br />
講演会告知ポスター<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625.html','popup','width=600,height=338,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625-thumb.jpg" width="345" height="194" border="0" /></a><br />
大教室での講演会<br /><br />
“Better City, Better Life”というテーマに対しては、私は特に都市問題の専門家でもないので、かつて神奈川県の長洲一二知事からご依頼を受けて手掛けたプロジェクト、KI(Kanagawa Identity)についての話をしました。これを取り上げての話は日本でもしたことが無く、果たして中国の人たちに解ってもらえるかな？と思いながらの発表でしたが、意外や「今、この内容を中国の有力自治体に話すといくらでも営業ができる」との反応で、その反響には驚きました。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_13.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_13.html','popup','width=600,height=402,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_13-thumb.jpg" width="345" height="231" border="0" /></a><br />
<img alt="090911_w.jpg" src="http://designist.net/blog/archives/090909/090911_w.jpg" width="258" height="3" /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_14.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_14.html','popup','width=600,height=394,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_14-thumb.jpg" width="345" height="226"  border="0"/></a><br />
見てもらったKI資料の一端<br /><br />
そして本当に驚いたことに、講演会を終わってみると、これから「中西先生の客員教授証授与式を執り行います」と言われ、張同 視覚芸術学院長(復旦大学副学長)から、「私は若い頃から中西先生の著書で勉強してきました」との感謝の挨拶と共に、いきなり任命書を授与されたのでした。一年前の訪問時にも出ていた話ではありましたが、それでも突然のことゆえに驚きました。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_2.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_2.html','popup','width=600,height=338,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_2-thumb.jpg" width="345" height="194" border="0" /></a><br />
<img alt="090911_w.jpg" src="http://designist.net/blog/archives/090909/090911_w.jpg" width="258" height="3" /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_151.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100625/100625_151.html','popup','width=525,height=496,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100625/100625_15-thumb.jpg" width="345" height="325" border="0" /></a><br />
授与式と客員教授任命書（中国では客座教授と称するのですね）<br /><br />
後から言われたのは、この任命書には期限が書かれておらず(通常は１年とか３年と期限が書かれているようです)、いわば永世客員教授ではないか？とのことでした。近くにいた復旦大学の先生も、このような期限無しの任命書を見るのは初めてと驚かれていました。<br /><br />
ただ、名誉なことながら唯一心配だったのは、上海までどのくらい講義に出かけなければならないのか？という責任の問題でした。<br />
これについては「まぁ、年に１回くらい講演に来てもらえばいいですよ」とのことでしたから、ひとまず安心です。<br /><br /><br />
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本Blogへのご意見・ご感想をお待ちしております。<br /><a href="mailto:comment@designist.net">こちら</a>までメールをお寄せください。<br />Blog内にてご紹介させていただく場合もございますので、何卒ご了承願います。</p>]]>
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<title>ＳＴＲＡＭＤ(戦略経営デザイン)発進･発信</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://designist.net/blog/archives/2010/05/stramd_1.html" />
<modified>2010-05-12T11:23:20Z</modified>
<issued>2010-05-12T12:06:26Z</issued>
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<summary type="text/plain">4月13日に第1回目の講義(講師：中西)で始まったSTRAMDが、GW前に５回の...</summary>
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<name>Nakanishi</name>

<email>info@paos.net</email>
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<![CDATA[<p>4月13日に第1回目の講義(講師：中西)で始まったSTRAMDが、GW前に５回の講義を終えました。この間、内田繁・紺野登・中西元男・福武總一郎（特別オープン講義）と続いた講義の内容は、まさに四者四様、それぞれにご自分の哲学も実績もある人たちですから、聴く側の受講生たちもその内容の複雑系に、簡単には考えもまとまらない状況かと推察します。まさに「いくつも答えがあるからこそ正しい時代」と呼べる現代らしい、人材育成講座の出立（しゅったつ）と言えます。</p>]]>
<![CDATA[<p><a href="http://designist.net/blog/archives/100507/100507_4.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100507/100507_4.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100507/100507_4-thumb.jpg" width="345" height="258"  border="0" /></a><br />
開講日、教室入口に掲げられる「STRAMDの日」のサイン<br /><br />
30人の受講生(急な海外行きや業務繁忙でスタート後に２人の退講者あり)は、年齢では24才から63才までの広がりがあり、40才前後の人たちが受講生のヴォリュームゾーンといった、まさに働き盛りというか最も仕事の忙しい人たちで中心層が形成されています。これからも波乱の予感はありますが、世界で初めてともいえるこの実験コースに、何とかキャッチアップしていって貰いたいものと期待をしております。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100507/100507_31.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100507/100507_31.html','popup','width=800,height=770,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100507/100507_3-thumb.jpg" width="345" height="332" border="0" /></a><br />
受講生属性資料<br /><br />
バラエティに富んでいるのは年齢だけでなく、ＭＢＡ･一級建築士･管理栄養士等々と様々な資格の持ち主が多く、自営業から一部上場企業に至るまで自ら経営のトップ層にある人たちも全体の１／３に及びます。もちろん専門領域も実に多様多彩で、中には札幌から通学してくる受講生までいて、「体力と飛行機代が続く限りガンバリます」の言葉には頭が下がります。<br /><br />
STRAMDにつきましては、昨年暮れに開講記念シンポジウムを１回開催したぐらいで大した対外アナウンスもしていないのに、応募動機を読ませてもらうと、この講座開設の理念に呼応する人たちがこんなにもいてもらえたかと、書かれているそれぞれの志望内容に感動を覚えます。<br />
アナウンス機会が少なかったり期間が短かっただけに、見逃された方も多く、事実、来年には是非受けたいとの希望を持たれているとの話を、私自身が直接伺った方だけでもその数は５人を越えています。<br /><br />
こうした講座設立が可能になったのも、桑沢デザイン研究所という教育機関が一般の大学ではなく、専門学校という、いわゆる既存の文部科学省における大学設置基準のような規制を受けにくい組織であったが故の幸運がありました。渋谷と原宿の間にある校舎の立地も良かったと思います。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100507/100507_6.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100507/100507_6.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100507/100507_6-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0" /></a><br />
桑沢外観<br /><br />
「資格よりは実力だ」との思いで、ニュービジネススクールを目指し、「企業経営をデザイン思考する」との目標を掲げてスタートを切ったのですが、最初の段階から、ここまでやる気があって、バラエティに富み、優秀な力量を持った多くの人材に集まっていただけるとは正直考えてもいませんでした。受講生の皆さんの１年後とその将来の活躍や成果が今から楽しみであると共に、大いに責任も感じております。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100507/100507_5.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100507/100507_5.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100507/100507_5-thumb.jpg" width="345" height="258"border="0" /></a><br />
教室と授業風景<br /><br />
もともとSTRAMD教育の構想は、2008年から桑沢デザイン研究所の所長に就任された内田繁さんが、「日本で最も進んだデザイン学校」を目指しておられると聞き、2009年の新年会でちょっとSTRAMDプログラムの話をしましたら、それを桑沢でやってみようとの話になり、あれよあれよという間に夜間の社会人コースとして開講したという経緯があります。そのようなことでしたので、STRAMDの趣意や必要性が多くの関係者たちに十分に理解されているわけではなかったため、設立発足にいたるまでの内田所長や周りの賛同者達のご努力や熱意には感謝の思いでいっぱいです。<br /><br />
私自身は、実務屋としてデザインの発想や手法を企業経営に採り入れるコンサルティング経験をこれまでに多く積み重ねてきましたし、大学から講義の依頼を受ける場合にも、どちらかというと敢えてデザイン系ではなく経営学部やビジネススクールで、企業経営とデザインの結びつきの大切さや効用につき教えるよう永年にわたり努めてきましたので、立ち上げの実現に関して不安は持っていませんでした。<br />
加えて、この分野の教育プログラム研究につきましては、このたびも講師陣の中核を担ってもらいます金子英之さんや河野龍太さんと長く研究も続けて来ておりましたので、お二人の協力があれば大丈夫と楽観視もしておりました。<br />
ですが、未知の分野の一つの専門コースを起ち上げるということになりますと、やはり実務力や経験を持った多くの専門講師を必要とします。そうした面でも、今回はこの方にと思いお願いをしたどの方にも二つ返事で講義のご了解をいただけたという幸せにも恵まれました。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100507/100507_24.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100507/100507_24.html','popup','width=565,height=732,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100507/100507_2-thumb.jpg" width="345" height="446"  border="0"/></a><br />
講師一覧<br /><br />
今さら言うまでもありませんが、今後は国際的に見てわが国の量的な競争力が落ちていくことに加え、これまでのように物づくりや市場経済の発展のみでは進化と言え無くなってきた時代にあって、STRAMDの哲学や手法は、新しい価値創造にとって欠かせない基盤になるであろうと私は考えております。<br /><br />
現代のような時代の転換期にあたり、経済産業省と文部科学省との間では、デザインという分野の今後の教育への活かし方につき、研究が交わされているとも漏れ聞きますし、経済産業省の方からは、STRAMDのような人材育成プログラムが今後もっと出てきてくれることを望んでいるとのご意見もいただきました。<br />
ただ、この分野を実学として教えられる専門家などほとんど存在してないわけですから、こうした講座の増殖は簡単なことではなかろうかとは思いますが、今後目指すべき方向としては確実に一つの重要なディレクションになるであろうと考えております。事実、既に他の機関から連携や提携の申し出もいただいております。<br /><br />
そうした意味でも、今回のSTRAMDの新たなる出発は、産みの苦しみを伴いながらも楽しみであり、デザイン分野そのものが確実に次なる次元へとステップアップし始めたと言えそうです。<br /><br /><br />
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本Blogへのご意見・ご感想をお待ちしております。<br /><a href="mailto:comment@designist.net">こちら</a>までメールをお寄せください。<br />Blog内にてご紹介させていただく場合もございますので、何卒ご了承願います。</p>]]>
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<title>都心の「リゾートオフィス(？)」にＰＡＯＳ引っ越す</title>
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<modified>2010-04-06T06:20:01Z</modified>
<issued>2010-04-05T13:25:00Z</issued>
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<summary type="text/plain">オフィスや私宅の引っ越しについては大分前にもブログで書きましたが、またまたその両...</summary>
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<name>Nakanishi</name>

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<![CDATA[<p>オフィスや私宅の引っ越しについては大分前にもブログで書きましたが、またまたその両方を引っ越してしまいました。周りからは、かなり驚かれています。<br />
一体、上京以来今回が私にとって何度目の引っ越しになるのでしょうか？</p>]]>
<![CDATA[<p>元々東京に出てきました50年以上前から、一カ所に家を建てるよりは、どうせならいろいろな所に住んでみたいとの希望があったのですが、その癖(へき)がいまだに抜けず困ったものです。<br />
ただこのたびの引越は単なる思いつきではなく、それなりにいくつかの理由を伴っております。<br /><br />
最大の理由は、私にとっては多分ライフワークの集大成とも言えそうなSTRAMD(戦略経営デザイン)なる人材育成プログラムが、いよいよこの４月からスタートすることになったからです。今の私の時間の多くはSTRAMDの準備を中心に動いております。（STRAMDの詳細やその後の展開につきましては、このたびの募集で予想した以上に素晴らしい受講生の皆さま方にお集まり頂けましたので、また稿を改めて書かせていただきたいと思います）<br /><br />
新しいオフィスは、南青山というまさに都心にあるのですが、窓からは緑深い庭が見え、会議室には暖炉まで備わっているといった、およそ都心型事務所とはほど遠い環境です。<br /><br />
もともとこの建物は、旧知の友人が会員制のクラブのような場として活かしたいと造られたものでした。しかし、現実的には年に数回パーティをやるのみに止まっており、建物は使わないと駄目になっていきますので、思いがけず「中西さん、借りてくれない？」と頼まれました。私の方はちょうどPAOSの若い人たちを独立させ(株式会社コトヴィア創立)、より個人事務所化へとワークスタイルを変えていこうとしていた時でしたので、実にタイミングがよく、この話に乗ることにしました。<br /><br />
ですが引っ越してみると、この天井高が３bもあり元々がオフィスでもなければ住宅でもない、ちょっとした現代の二笑亭綺譚のような建物は、通信系の未整備から大理石張りの床の重量制限に至るまで、今までのオフィスでは経験したこともないような課題難題が沢山出てきました。それらに何とか対応しようと苦心の日々が続いていましたが、少しずつこの独自環境にも馴染んで来つつあります。<br /><br />
今も窓の外を眺めると小鳥が餌を啄(ついば)む姿が眺められ、つい自分が東京の都心にいることすら忘れそうになります。<br /><br />
地下鉄の最寄り駅(表参道・神宮前・乃木坂)からは、いずれも約10分ほど歩くことになりますので、これまでのオフィスに比べると少々不便にはなってしまいましたが、南青山のこの土地は、私に取りましては、まさに自分の仕事人生が始まった場所として思い出深い所でもあるのです。<br /><br />
私が今日のような独自のデザインコンサルタントとしての道を歩み始めた理由の一つは、浜口隆一先生との出会いにあるといっても過言ではありません。<br />
浜口先生は、当時日本を代表する建築評論家にしてデザイン評論家でもありました。私は早稲田大学４年生のとき先生からお誘いを受け、「デザイン・ポリシー(企業イメージの創造)」という処女作を共著として上梓させて頂きました。ある意味では己の出版人生の端緒を開いて頂いた恩人といえます。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/100406/100406_33.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100406/100406_33.html','popup','width=800,height=625,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100406/100406_3-thumb.jpg" width="345" height="269" border="0"/></a><br />
デザイン・ポリシー<br /><br />
その浜口先生の当時のオフィスがこのたび引っ越してきました新事務所のすぐ近くに在ったのです。ですから、当時この辺りはしょっちゅう通ってきたところであり、その思い出の場所に回帰してきたとも言えるのです。<br /><br />
加えて、新オフィスのすぐ近くにはホテル・フロラシオンがあります。ここは、私が大きな交通事故で重傷を負いました３年前、退院直後はまだ歩行が困難な状態でしたので、当時のオフィスに程近かったここでホテル暮らしをしながら、仕事の打合せなどを行っておりました、その意味では蘇りの第一歩を印した場所も近くにあるといった、記念すべき因縁の地域でもあるのです。<br /><br />
そうしたご縁もあって、永く蓄えて参りました独自の個人の知を活かしながらこれから新たに仕事をしていく場所としては、良い立地とスペースを得たのではないかと考えている次第です。<br /><br /><br />
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本Blogへのご意見・ご感想をお待ちしております。<br /><a href="mailto:comment@designist.net">こちら</a>までメールをお寄せください。<br />Blog内にてご紹介させていただく場合もございますので、何卒ご了承願います。</p>]]>
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<title>聴いてみませんか？ 経済産業省から「デザイン政策３本柱」について</title>
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<modified>2010-03-18T02:27:52Z</modified>
<issued>2010-03-18T02:00:15Z</issued>
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<![CDATA[<p>残念なことですが、最近はわが国のデザイン行政が明らかに韓国をはじめとする東アジアの国々から遅れを取り始めていると耳にすることが多いのです。どうしてこういう事態になってしまったのでしょうか？</p>]]>
<![CDATA[<p>おりしも経済産業省は昨年(2009)から、「デザインと経営」「デザインと教育」「デザインと国際化」なる新しいデザイン政策を起案し発表しました。背景にあるのは「Design Thinking」という発想ですが、具体的にはいったいどこを目指し、何を実現しようとしているのでしょうか？<br /><br />
その話を詳しく聴いてみたいと、JDB(日本デザイン共同体)では、昨年からこの企画を立て準備を進めていたのですが、そこに民主党政権誕生という政変が起こり、聞いたところでは、暫くの間、「官僚は過去のことは話してもいいが、将来のことはしゃべってはならない」との箝口令が敷かれてしまったとのことでした。<br />
このたび、その禁もようやく解かれることになりましたので、経済産業省から渡邊郷氏(デザイン･人間生活システム政策室室長補佐)をお迎えし、詳しくそのデザイン政策の内容や今後の展望につきお話を伺ってみよう思います。<br />
最初に「今後のデザイン政策について」基調のお話を伺い、その後に主催団体JDBの理事長でもある私と対談の時間を少々設け、できれば会場の皆さまからのご質問もお受けしたいと考えております。<br /><br />
このデザイン政策が目指すところとして、「”形や色のデザイン”を超えて、より領域融合的で･･･」と謳われていますが、そのようなことを既に40年以上も前から考え実践してきました私にとっては、正直なところ余り新鮮さを感じていないのです。むしろ今頃そのようなことを言っていていいのだろうか？との思いでイッパイです。<br /><br />
こうした内容は、いわゆる学識経験者やデザインに関わる識者と呼ばれる人たちの提言が基になっているのでしょうが、事実は小説より奇なりというか、実態は既にもっと進んでしまっていると考えておりますので、今回の企画は経済産業省はもちろん、もう一度皆さまと一緒に、この国のデザイン政策やデザインの果たすべき役割について考えてみる良い機会かとの思いです。<br /><br />
これからの時代、デザインが生活や社会にとって重要とお考えになられる皆さま、下記のような内容でJDBデザイン･インタラクションシンポジウムを開催いたしますので、どうぞご参集下さい。<br /><br />
ドンピシャリの年度末ではありますが、お待ち申し上げております。<br /><br />
-------------------<br /><br />
第９回 JDBデザイン・インタラクション・シンポジウム<br /><br />
●テーマ<br />
「デザイン政策三本柱、その意図・内容・将来」<br /><br />
●講師<br />
経済産業省 デザイン・人間生活システム政策室 室長補佐<br />
渡邊郷 氏<br />
※コーディネーター　JDB理事長 中西元男<br /><br />
●日時<br />
2010年3月31日(水) <br />
18：00 開場<br />
18：15&#12316;19：45 講演会<br />
19：50&#12316;20：50 交流ワインパーティ<br /><br />
●会場<br />
<a href="http://www.tokyo-midtown.com/jp/access"target="_blank">東京ミッドタウン</a><br />
オフィス棟4F ミッドタウン・カンファレンスRoom７<br /><br />
●会費<br />
[講演会] 一般 3,000円 (JDBメンバー ／学生 1,500円)<br />
[交流会] 2,000円 (会場：5Fデザインハブ・リエゾン)<br /><br />
※お申し込み・お問い合わせ先<br />
お名前／所属(勤務先・学校)／ご連絡先<br />
／区分(JDBメンバー／一般／学生)<br />
をご記入の上、下記宛お申し込みください。<br /><br />
日本デザイン共同体(JDB) 事務局<br />
<a href="mailto:office@jdb.or.jp">office@jdb.or.jp</a><br />
FAX 03-5771-7738  <br />
TEL 03-5771-7737<br />
-----------------------------------------<br />
※シンポジウム詳細ご案内は<a href="http://www.jdb.or.jp/JDB_100331.pdf"target="_blank">こちら</a>からご覧ください。</p>]]>
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<title>STRAMD受講生募集中、「良いデザイン・悪いデザイン」</title>
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<modified>2010-02-10T14:35:02Z</modified>
<issued>2010-02-10T13:42:56Z</issued>
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<summary type="text/plain"> 「STRAMD(ストラムド／戦略経営デザイン人材育成プログラム)」 という特別...</summary>
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<name>Nakanishi</name>

<email>info@paos.net</email>
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<![CDATA[<p><a href="http://designist.net/blog/archives/100210/100210.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100210/100210.html','popup','width=800,height=679,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100210/100210-thumb.jpg" width="345" height="292"  border="0"/></a><br /><br />
<a href="http://www.kds.ac.jp/stramd"target="_blank">「STRAMD(ストラムド／戦略経営デザイン人材育成プログラム)」</a><br />
という特別講座を社会人向けの夜間のコースとして設けることについては、これまでも書いてきました。開講記念シンポジウムを東京ミッドタウンで開いたりもし、これには溢れんばかりの参加者に来場いただき、ご参加者のブログ等に紹介いただくなど反響も呼んでいますので、関心をお持ちの方も多いかと思います。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>受講生募集の方も進んでおり、申込み期間も残すところ10日余となってきました(２月22日締切)。これまで何人かの方から「STRAMD」の詳しい講義内容や育成目標について知りたいとのお尋ねがありましたのでご説明いたしたが、ほとんどの場合十分納得いただけたようですから、ホームページや印刷物もいいのですが、直接コンタクトの重要性を痛感している次第です。<br /><br />
今回の受講生選考にあたっては、４問のテーマに対し、数百字のレポートを書いていただく形式を取り、それぞれの考え方などを伺いたいと考えているのですが、たとえば「あなたが考える＜良いデザイン＞と＜悪いデザイン＞の具体例を挙げ、その理由を付して下さい」という設問が、特に難しいとの思いを持たれるようです。それは、普段から身のまわりや街中にある諸物に対し美意識を伴って観ることが少ないがゆえかと感じます。<br /><br />
私たちは普段の生活の中で実に多くの情報を吸収して日々の暮らしを成り立たせているわけですが、その内の８割以上は視覚情報に依ると言われています。その情報収集の際の意識の持ちようにより、センスが良くなったり世の中や暮らしそのものが楽しくなったりするわけですから、このテーマは人の生活や仕事上で実に重要と私は考えております。<br /><br />
ピタゴラスは「分からない時には一番美しいモノを選んでおけば間違いない」と言ったそうですが、実際はこうした判断を可能にする術を普段から磨いておかないとなかなか意志決定は難しいのが現実です。<br /><br />
モノを観察したり情報を吸収したりする際、｢常識で観る｣｢知識で観る｣｢欲識で観る｣という３つの方法があります。<br />
STRAMD教育では、皆さんに「欲識で観る」という方法や習慣を是非身につけていただきたいと考えているのです。そうすれば上記の質問に困ることなどほとんど無いと私は考えています。その習慣が累積していくと、個人差はありますが、やがて美意識的直感力が働くに至ると思います。それは生活でも仕事でも生涯の宝になると断言して憚(はばか)りません。<br />
STRAMD講座とは、まさにそうしたフィールドへの入り口なのです。<br /><br />
これからの時代、人にとり必要なのは「読み書きそろばん、そしてデザイン」だと普段から言ってきましたし、早稲田大学における講義などでもその理由を説いてきました。STRAMDの受講生の方々には、そうしたThinking & Methodology(考え方と手法)を、徹底して学び吸収していただきたいと考えている次第です。<br /><br /><br />
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本Blogへのご意見・ご感想をお待ちしております。<br /><a href="mailto:comment@designist.net">こちら</a>までメールをお寄せください。<br />Blog内にてご紹介させていただく場合もございますので、何卒ご了承願います。</p>]]>
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<entry>
<title>第８回ＪＤＢデザイン･インタラクション･シンポジウム[1月22日(金)]開催のご案内「今、デザインの最前線で何が起ころうとしているか」</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://designist.net/blog/archives/2010/01/jdb_3.html" />
<modified>2010-01-16T14:15:17Z</modified>
<issued>2010-01-15T08:45:23Z</issued>
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<summary type="text/plain">ますます「Design Thinking」が時代のキーワードになってきました。 ...</summary>
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<name>Nakanishi</name>

<email>info@paos.net</email>
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<![CDATA[<p>ますます「Design Thinking」が時代のキーワードになってきました。<br /><br />
昨年12月１日に開催されました「STRAMD(戦略経営デザイン)」開講記念シンポジウム(主催：桑沢デザイン研究所　後援：日本デザイン共同体)は、お陰さまで大変な好評を博し、参加をお断りしなければならないほど多数の皆さまからお申し込みをいただきました。<br />
内田繁・紺野登両氏に私(中西元男)、と３人のパネリストは実績と独自性があり、それぞれの論旨が明確で先見性もあったため、鼎談後の懇親パーティもちょっとしたエキサイティング状態でした。その後の皆さまのブログ発信などを拝見しておりましても、好評価が多く時宜を得た企画であったことを喜んでおります。</p>]]>
<![CDATA[<p>「STRAMD」とは、企業経営そのものとデザインを戦略的に結び新しいソリューションを図っていこうとの指標を持つもので、こうした分野では世界的に見ても稀有で具体的な成功事例(ケーススタディ)を、私たちは既にいくつか持っています。それらをベースに、将来の実力派人材の育成を図っていこうとの企画が、今春からの<a href="http://www.kds.ac.jp/stramd/symposium01.html"target="_blank">STRAMD</a>開講です。<br /><br />
さて、このたびのシンポジウムのテーマ「今、デザインの最前線で何が起ころうとしているか」は、STRAMDを含む、もう少し大括りな概念、すなわち、今後のデザインの役割としてのデザイン行政･教育･社会的価値創造などに、拡デザイン的提唱を試みようとするものです。デザインの先進的な国策競争の中で、わが国のそれを考えていこうと思っています。<br /><br />
誰しも、美しい物に囲まれて暮らしたい、快適な環境に身を置きたい、といった願望が、生活･ビジネス両面であるでしょう。<br />
少し難しい表現になるかもしれませんが、こうした心身的な将来欲求(日本人の幸福)を具現化し、国の発展に繋げていくパラダイム(目指す枠組み)やシミュレーションモデル(想定模式)とは一体何かを、共に考える出発点にしたいというのが、21世紀に入って10年目にあたる本年の念頭に際しての、このたびのシンポジウムです。<br /><br />
前回の「STRAMD」開講記念シンポジウムは、創立者桑沢洋子生誕百周年を記念する催しの一つとして主催：桑沢デザイン研究所の無料ご招待という形になりましたが、このたびはJDB(日本デザイン共同体)の定例シンポジウムとしての開催のため、講演会＆交流パーティとも実費をいただいての催しとなります。恐れ入りますがその旨お含み下さい。<br /><br />
ともあれ、明らかに時代の変革期にあたる現代を、デザインを核として考えていく良き交流の場にしたいと考えております。<br /><br />
以下の要領で開催させていただきますので、多くの皆さまにご参加願えれば幸いです。<br /><br />
<hr><br />
第８回 JDBデザイン・インタラクション・シンポジウム<br />
（主催 日本デザイン共同体(JDB)・後援 桑沢デザイン研究所）<br /><br />
テーマ：今、デザインの最前線で何が起ころうとしているか<br />
講　師：中西 元男（PAOS代表／JDB理事長）<br />
日　時：2010年1月22日(金）<br />
　　　 　18:00 受付開始<br />
　　　　 18:15&#12316;19:30 講演会<br />
　　　　 19:40&#12316;20:40 交流会<br />
会　場：<a href=" http://www.tokyo-midtown.com/jp/access"target="_blank">東京ミッドタウン</a><br />
 　　　　 オフィス棟4F ミッドタウン・カンファレンスRoom７<br />
会　費：講演会 2,000円（JDBメンバー半額／学生 1,500円）<br />
　　　　 交流会 2,000円<br /><br />
ご参加希望の方はお早めにメールまたはFAXにてJDB事務局までお申し込みく ださい。<br />
JDB事務局<br />
E-mail: office@jdb.or.jp　FAX: 03-5771-7738<br /><br />
--------------------<br />
※詳しいご案内は<a href="http://www.paos.net/data/JDB_100122.pdf" target="_blank">こちら</a>をご参照下さい。<br />
</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>デザインは、今どこを目指すべきか「ＳＴＲＡＭＤへの道」(１月２２日開催「ＪＤＢデザイン･シンポジウム」の序に代えて)</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://designist.net/blog/archives/2010/01/stramd22jdb.html" />
<modified>2010-01-07T03:44:46Z</modified>
<issued>2010-01-07T03:30:12Z</issued>
<id>tag:designist.net,2010:/blog/1.335</id>
<created>2010-01-07T03:30:12Z</created>
<summary type="text/plain">2010年はいろいろなことが大きく動き始めます、というより動かし始めるべき時だと...</summary>
<author>
<name>Nakanishi</name>

<email>info@paos.net</email>
</author>
<dc:subject>Entry</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://designist.net/blog/">
<![CDATA[<p>2010年はいろいろなことが大きく動き始めます、というより動かし始めるべき時だと考えています。</p>]]>
<![CDATA[<p>年末年始のTV番組等を見ていても、識者やリーダーと呼ばれる人たちがさまざまな発言をされ、対症療法的にはそれぞれごもっともとは思えますが、一番不満が残るのは「一体日本をどういう存在価値の国にするべきか」といった提示が殆どなされていないことです。<br />
政権が代わってもそのあたりのマクロ観の無さはあまり代わり映えしません。いくら鳩山首相が「コンクリートから人へ」と叫んでも、それらはわが国にとって両方重要なのです。問題はそれ以上に、この国を世界の中で、あるいは地球上で、どういう存在意義の国に導こうとしているか、の目標あるいは仮説の提示が必要と思います。<br />
2050年がよく引き合いに出されますが、その仮定の数字を拾うと、<br />
＜人口が3&#12316;4000万人減って今の２／３に＞少子高齢化が進んで活力の乏しい国になる<br />
＜GDPは世界の第10位に＞中国がダントツ１位（日本はその１／７）、米国・インドと続いて、この３ヵ国で世界全体のGDP70％を占める<br />
などといった予測値が示されると、その頃に日本はどのような存在の国になっていることを目指し、今何を成さねばならないのか？それがなければ海図無しに大海原を航海しているようなものだと思えてきます。<br />
労働人口が減り、量的大国への道が無くなるのであれば、せめて固有の存在価値を持つ文化大国への道を目指すことは出来ないのでしょうか？<br /><br />
確かに事業仕分けも結構ですが、企業再建で言えばコスト発想策だけでなく投資発想も重要なのです。コストセービングのＶ字回復が何年も続いた企業なんて聞いたことがありません。<br /><br />
最近、坂の上の雲や坂本龍馬が話題になります。いずれもこのような資源も何もない国から、どのようにして存在価値のある国に成っていこうかという夢と情熱が、現代人の寂寥感を慰めてくれます。卑近なところでは、「官僚たちの夏」といったドラマが、高度経済成長に向かい使命感を持って苦闘する優秀な通産官僚たちの姿を描いて胸を打ちました。いずれも最も重要なことは、「このような国にしていこう」との目標と情熱が在ったことです。<br /><br />
第二次世界大戦に敗れ、国土全体が焼け野原になってしまった日本に進駐してきたマッカーサー元帥は、「日本を東洋のスイスに」と言ったそうです。この場合のスイスが、「世界から観光客を呼ぶ、自然の美しい永世中立国」だったのか、それとも「時計産業のような独自の中小規模産業に支えられた技術立国」であったのかは分かりませんが、やがて５年後の朝鮮戦争の勃発により、日本は米軍の兵站基地、武器の修理や生産工場として産業的に復活し、その延長上でやがて工業立国、世界的な技術大国・経済大国への道を歩んでいくことになります。<br /><br />
そして、1980年代に世界でも最も経済的に豊かであった大国として、その力を文化や社会的価値の投資に振り向けられなかった結果が、現代の黄昏(たそがれ)大国の姿です。<br />
因みに、世界経済フォーラムが発表した国家間の「2009年版世界競争力報告」では、スイスがアメリカを抜いて第１位、日本は８位です。<br /><br />
80年代末頃のわが国が経済大国として絶頂期にあった頃、丁度わが国の大手不動産会社がニューヨークのど真ん中のロックフェラーセンターを買い取って話題になったその時、私はイタリア人の国際弁護士の高層マンションに招かれてマンハッタンを遠望しながら食事をご馳走になっていました。彼曰く「日本人は高価なビルやアートを買いまくっているが、アメリカ人は暫く預けておいてやがて安い値で買い戻す考えだよ」と。結局、その言葉通りになりました。<br /><br />
この頃のだぶついた円を、どうして「文化投資や将来の国益投資」に使わなかったのか？数十年先を想定して今何を行うべきかを考えるマクロ志向のある政治家なんて、ここ30年以上存在していないのではないかと思います。<br />
たとえば戦前の大東亜共栄圏と誤解されると困るのですが、80年代に豊かな円を有効に活かして、貧しい東南アジアの国々からどんどん留学生を招き、各地に文化教育投資を行ってアジアに日本語文化インフラを築き、円の経済圏を育てようとの発想を持った政治家が出てこなかったのが不思議であり、寂しさを禁じ得ません。<br /><br />
戦後日本の女性代議士第１号であった故加藤シヅエさんのお話を10数年前に聴いたことがあります。そのとき加藤さんは既に齢97才でしたが実にかくしゃくとなさっていて、足こそ車椅子でしたが、目も耳も口もそして頭の回転も実に明快で，こう言われました。<br />
「私は、戦前から日本だけではなく外国での生活も長く送ってきましたが、今ほど日本人が世界から馬鹿にされている時代を経験したことがない。それを思うと悔しくて死ぬに死にきれない」と。<br /><br />
金はあるけれど尊敬されない日本人の時代が過ぎてみれば、次は金も無い上に尊敬もされない日本人の時代が来ようとしているのです。<br />
日本をこうした状況から救えるのは、新しい文化立国への道しかないのではないかと私は考えています。<br /><br />
たとえば江戸の末期にやってきた外国人達は、日本人の識字率や文化レベルの高さ、街の清潔感や人々のマナーの良さに感服したと記録されています。確かに当時の日本は決して経済大国ではなかったけれれど立派な文化・環境大国だったのです。<br /><br />
モネやゴッホなど西洋近代絵画の先端アーティストの多くが当時の浮世絵の芸術性に圧倒され、その印象がきっかけとなって近代絵画のインプレッショニズム(印象主義)が生まれたとも言われますから、その意味では日本は世界における立派な文化先進国であったわけです。<br /><br />
こう振り返り将来のことを考えると、この国の目指すところは何となく「地球時代の文化･環境大国」に決まってきているように思えます。環境というとすぐに現代では技術的なそれがクローズアップされますが、私はもう少し暮らしや社会あるいは街づくりや自然保持といった環境の問題も重視したいと思います。<br />
そうした方針を目指そうとする場合、一番大きな役割を果たすのがデザインでしょう。ただ決して現代のようにごく一部の作家達に頼った作品デザインではありません。それも大事ですし、雑誌等ジャーナリズムはそれがデザインと大騒ぎしますが、もっと受け手が中心になり、デザインが産業や教育の中で重要な役割を担う時代がやって来ないと、日本という国の明るい未来は見えて来ないと私には思えるのですが。<br /><br />
もう20年以上も昔のことでしょうか、アップル社のデザイン部門を訪ねた時のこと。彼等の仕事紹介で映されるプロダクトデザインの写真に、いわゆる正面性だけではなく、裏側の処理に関わるディテールのアップなどのシーンが異常に多いので、「こちらのデザイン部門の方針は？」と聞きましたら、こんな答が返ってきました。<br />
ある人がバリ島に行った時、周りにあるあらゆる物がいずれも余りに美しいので、「これは一体誰の作品か？」「あれは誰のデザインか？」と聞くのだが誰も答えてくれない。その訳は、そこにいる人たちの誰が何を作っても美しくなるのであって、特別の作者の作品ではないからだった。アップルのデザインとはそういう状況でありたいのだ、と。その説明を受け、実に感服したものです。<br />
要は、作り手も使い手も含めた文化水準、デザインレベルの高さが重要なのでしょうね。オリジナリティと美しくデザイン水準の高い商品が次々と生まれてくる最近のアップル社の商品群を見ていると、ついこの時の話を思い出すのです。<br /><br />
これからの日本は、国全体がそういうデザイン水準の国になっていくことが重要なのでしょう。多分、開国前の江戸時代のわが国はそれに似た存在感の国だったのではないでしょうか？<br /><br />
生活者・受け手発想第一のデザインやそれを可能にする人材育成を今から考えていかないと、時々に現れる作家作品主義はともかく、この国の文化や産業としてのデザインは先が見えて来ないという気がします。それは優れたデザインや個性豊かな審美性創造が企業経営にも福音をもたらす経験をいくつかしてきた私ですから、敢えて強調するのです。<br />
市民は提示されれば優れたデザインを見抜く心の目を持っています。行動も起こしてくれます。ですからそうしたデザインの戦略的活用を可能とする人材は必須なのです。<br />
それらの理由があって、これからSTRAMD(戦略経営デザイン)教育にもチャレンジしようとしているのです。<br /><a href="http://designist.net/blog/archives/100106/100106.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100106/100106.html','popup','width=600,height=390,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100106/100106-thumb.jpg" width="345" height="224"   border="0"/></a></p>]]>
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<title>2010年 新年のご挨拶です</title>
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<summary type="text/plain"> あけましておめでとうございます 今春４月より、いよいよ新しい人材育成プログラム...</summary>
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<name>Nakanishi</name>

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<![CDATA[<p><a href="http://designist.net/blog/archives/100101/100101.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/100101/100101.html','popup','width=800,height=600,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/100101/100101-thumb.jpg" width="345" height="258"  border="0" /></a><br /><br />
あけましておめでとうございます<br /><br />
今春４月より、いよいよ新しい人材育成プログラム“STRAMD（ストラムド）”を桑沢デザイン研究所からスタートさせます｡これに伴い私自身の在り方も、これまでの豊富かつ稀有な経験･資料･ノウハウ･人的ネットワーク等を活かした､「教育」および「ビジネス･アドバイス」を主とするワークスタイルに､生活と仕事の双方を変革していこうと考えております。<br />
 STRAMD（Strategic Management Design／戦略経営デザイン）は、私が学生時代に掲げた研究と実践のデザイン人生の集大成であり､最終章になるプロジェクトとも言えるかと思います。<br />
幸いこれまで実に多くの素晴らしいクライアントや協力者に恵まれましたお陰で、講演のご依頼等もいまだに海外も含め各方面からいただいておりますし、著作依頼も多く現在も何冊か進行中です。高齢者なるも老齢者にあらずを信条に､更なるチャレンジを続けていく心づもりでおります｡なお、長く続けて参りましたこのような賀状スタイルは、情報化社会の進展に即して今年度をもって最後とさせていただき、今後はホームページ及びブログ等ネット上での発信に切り替えて参る所存です。折々に所感やご案内・ご報告等を掲載いたしますので、ご興味をお持ち頂ける皆さまは、下記URL宛アクセス願えれば幸甚でございます｡<br />
<a href="http://www.paos.net"target="_blank">株式会社中西元男事務所《PAOS》</a><br />
<a href="http://www.worldgooddesign.net/"target="_blank">株式会社ワールド・グッドデザイン《WGD》</a><br />
<a href="http://designist.net/blog/"target="_blank">中西元男ブログ『中西元男実験人生』</a><br /><br />
いろいろ変化の多い年となりそうです。本年も何卒よろしくお願い申し上げます｡<br />
<br /><br />
2010年 元旦<br />
<div align="right">PAOSグループ 代表<br />
中西 元男</div></p>]]>

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<title>Icogradaの運営と中国のデザイン政策に思う</title>
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<modified>2009-11-06T11:46:33Z</modified>
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<summary type="text/plain">北京行きとIcograda(国際グラフィックデザイン団体協議会／Internat...</summary>
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<name>Nakanishi</name>

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<![CDATA[<p>北京行きとIcograda(国際グラフィックデザイン団体協議会／International Council of Graphic Design Associations)の大会が日程的に合致し、中央美術学院の美術館(一美術専門学校のギャラリーとは思えない内部４階建ての壮大な施設)での発会パーティにたまたま出てみて思ったことでしたが、こうしたイベントの運営に関し、本当に日本とは違うな、というのが正直な感想でした。</p>]]>
<![CDATA[<p>同行していたPAOS上海代表の王超鷹も、彼自身が以前名古屋で開かれたIcogradaの総会にパネリストとしても出席し、JAGDA（日本グラフィックデザイナー協会）メンバーらによる実に見事な大会運営を体験しているだけに、予定も何もかもが不確定で情報もろくすっぽ手に入らない会の進め方に大いに不満をもらしていましたし、事実、運営面に限ってはその通りと私も思いました。<br />
また、式典会場の音響対応が悪く(残念ながら日本の建築家の設計だそうでしたが)、ともかく音声が反響してしまってよく聞き取れない点も問題だなと感じました。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/091106/091106_2.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/091106/091106_2.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/091106/091106_2-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0"/></a><br />
<img alt="090911_w.jpg" src="http://designist.net/blog/archives/090909/090911_w.jpg" width="258" height="3" /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/091106/091106_3.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/091106/091106_3.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/091106/091106_3-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0"/></a><br />
<img alt="090911_w.jpg" src="http://designist.net/blog/archives/090909/090911_w.jpg" width="258" height="3" /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/091106/091106_4.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/091106/091106_4.html','popup','width=600,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/091106/091106_4-thumb.jpg" width="345" height="258" border="0"/></a><br />
Icogradaオープニング式典（中央美術学院美術館）<br /><br />
大体中国におけるこの手の行事は、前工程をみてみると「一体これで本当に出来るのだろうか？」と思わせながらも、終わってみると確かに万全とは言えなくても無事やり終わっている、といったことが多々あり、私もヒヤヒヤさせられる局面に何度も遭遇してきました。今回もご多分に洩れずそのような中国らしい運営であったと思います。オリンピックを経てその辺りは改善されたと思っていたのですが、そう簡単に変われるものではないのですね。<br /><br />
しかし他方で中国のデザイン政策をマクロ的に俯瞰してみると、これは以前にも書きましたが、ここ10年ぐらいでつくられたデザイン系大学等が1000校を越えていることとか、次々つくられる巨大な文化施設の数々を見ていても、これらが熟成し成果を出し始めた時にはおそろしい存在になっていくこと間違いなしの気がします。<br />
要は国策としての文化投資発想の問題です。<br /><br />
<a href="http://designist.net/blog/archives/091106/0911063.html" onclick="window.open('http://designist.net/blog/archives/091106/0911063.html','popup','width=475,height=360,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://designist.net/blog/archives/091106/091106-thumb.jpg" width="345" height="261"  border="0" /></a><br /><br />
これは今回の訪問の会食時にお会いした、中国の副大臣クラスの方の名刺で個人情報部分の露出は避けますが、環境問題対応の中にちゃんと文化促進の発想が盛り込まれていることに驚きました。<br />
当面の対応にはいろいろ問題も多い中国ですが、ちゃんと将来を見越して打つべき手は打たれている、との印象を随所に持ちました。<br /><br />
同様の先を読んだ対応については、前々回のブログにも書きました最初の北京訪問時にお会いしました経済副大臣の方から「アメリカや日本を見ていると、先ず性能的に良い製品をつくることに注力し、その次にプロダクトデザイン、そしてパッケージやブランド、最後に企業存立証明としてのＣＩに取り組んでいる。中国ではこれを順番にやっていったのでは時間が掛かりすぎるので、出来れば世界のその分野の指導者に協力して貰い一斉にやりたい」との発言を聞き、中国的な合理主義というか、文化に国境を設けないで導入していく姿勢に驚かされましたが、現在はそれが着々と実を結んできていると思えます。<br /><br />
こうした視点からわが国のデザイン界やデザイン政策を眺めてみると、国からデザイン団体レベルまでおしなべて、果たして長期展望や戦略思考はあるのか？将来に向けての文化形成志向はあるのか？と思わざるを得ません。<br />
デザインの単品思考や作家作品志向だけでは、それが多少突出した良さを持っていたとしても、やがて世界に遅れると考えざるを得ないのです。お役所の単年度対応発想もそれに輪をかけていると思えます。<br /><br />
確かにこれまでのわが国は、凝縮された豊かな国内市場に支えられていましたから、そこを充足さえしていれば海外のことを考えなくても成り立つ業界や商品が沢山ありましたが、少子高齢化の影響がじわじわ出てくるこれからは、国際間競争という視点からも、そんな呑気なことは言っていられません。<br /><br />
経済成長は年率８％が続くと確か10年で２倍の所得規模になるようですから、現在の中国におけるＧＤＰ成長路線の保持はまさにどこまで倍々ゲームが続くのかといった舵取りといえます。<br />
加えてこの国には13億の人口があり、これが15､6億人まではいくのでは？と考えられ、その人達が着々と豊かになっていく購買力や市場力を思うと、世界の先進各国が必死に中国市場に食い込もうとする思いは容易に理解できます。<br />
中国人はよく「世界中の５人に１人は中国人」とか、「４人に１人は中国系」と言いますが、まさに好き嫌いを越えて驚異のパワーと可能性を持つ国と言えそうです。<br />
しかもその国が長期展望と戦略性を持ってデザイン投資・文化投資を続けているわけですから、21世紀はアジアの時代、当面その盟主は中国といっても偽りは無いでしょう。<br /><br />
またこうした発展のシナリオを北京などの都市部(農村部の問題は個人的にはよく分かっておりません)で見ていると、これは日本が反面教師とも思えますが、先ず道路などインフラの整備から手をつけていく開発手順など見事です。その具体的な手法なども実に面白いのですがここでは割愛致します。<br />
ともあれ数千年にわたり漢民族文化を築き上げてきた国民の文化活用力は凄いものがあります。<br /><br />
さて、わが国は、はたまたそのデザイン界は、何を考えればいいのでしょう？<br /><br /><br />
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