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上海 復旦大学客員教授就任
―上海万博見物のついでが、とんでもないドラマになってしまって―

2010 / 6 /28

突然の授与式で驚きましたが、このたび復旦大学(上海)の客員教授に任命されました。中国を代表する大変な名門大学で、一般に「北の北京、南の復旦」と呼ばれる105年の歴史を持つ著名大学です。

そもそもこのたびの中国行きの目的は、「日本万博専家上海視察団」(中国側呼称)に加わり上海万博を見に出かけることにありました。この団体ツアーは、初日の歓迎式典からして特別扱いでした。
万博で私が見たのは主に中国館と日本館、そして並ぶこともなく見られる北朝鮮館など僅かのパビリオンだけでしたが、それでも実際に体験することは重要で、時間のやりくりをして無理をしてでも出かけて良かったと思っています。
人気館は9時間待ちにまでなっているそうで、「万博を見に上海まで出かけたが、行列の待ち時間のあまりの長さに、結局上海の街だけ観て帰ってきた」などという日本からの訪問者もいるようです。幸い私は、JDCA(日本デザインコンサルタント協会)に、わが国の博覧会プロフェッショナル:福井昌平さんが会員としておられたため視察ツアーが結成されたので、それに参加したのですが、待ち時間もほとんど無く入場できたことは、結果として大正解だったと思います。


中国館遠望と特別案内役を務めてくれた馬放南さん(写真家・PAOS上海代表夫人)


あいにくの雨天でしたが、日本館遠望。
基本的には朱鷺(とき)が日中親善のシンボルとして扱われていたようですが、中国人にそれが伝わっているとは思えませんでした。


人気の高い日本館と導入路


090911_w.jpg

並ばなくても入れたのでたまたま入った北朝鮮館

次の大きな国際万博は2015年開催予定のミラノ博のようですが、その時果たして私に出かけるだけの体力があるか否かは怪しいものです。

ところで今回、上海万博に出かけるとの連絡をPAOS上海にしたところ、「それなら、その間にどこかで時間を取って講演をして欲しい」と依頼されたのが復旦大学でした。同大学では約1年半前に一度講演をし、そのことは本ブログでも書きましたが、このたびも特に断る理由もないのでお引き受けすることにしました。講演の中には、“Better City, Better Life”という上海万博のテーマを織り込んで欲しいというのが要望でした。

講演会は大学側としても急な企画であり、前回のような大ホールではなく大教室が会場になってしまいましたから、立って聴く人も出るような事態で、学生さんたちには申し訳ないような状況でした。


復旦大学校舎


講演会告知ポスター


大教室での講演会

“Better City, Better Life”というテーマに対しては、私は特に都市問題の専門家でもないので、かつて神奈川県の長洲一二知事からご依頼を受けて手掛けたプロジェクト、KI(Kanagawa Identity)についての話をしました。これを取り上げての話は日本でもしたことが無く、果たして中国の人たちに解ってもらえるかな?と思いながらの発表でしたが、意外や「今、この内容を中国の有力自治体に話すといくらでも営業ができる」との反応で、その反響には驚きました。


090911_w.jpg

見てもらったKI資料の一端

そして本当に驚いたことに、講演会を終わってみると、これから「中西先生の客員教授証授与式を執り行います」と言われ、張同 視覚芸術学院長(復旦大学副学長)から、「私は若い頃から中西先生の著書で勉強してきました」との感謝の挨拶と共に、いきなり任命書を授与されたのでした。一年前の訪問時にも出ていた話ではありましたが、それでも突然のことゆえに驚きました。


090911_w.jpg

授与式と客員教授任命書(中国では客座教授と称するのですね)

後から言われたのは、この任命書には期限が書かれておらず(通常は1年とか3年と期限が書かれているようです)、いわば永世客員教授ではないか?とのことでした。近くにいた復旦大学の先生も、このような期限無しの任命書を見るのは初めてと驚かれていました。

ただ、名誉なことながら唯一心配だったのは、上海までどのくらい講義に出かけなければならないのか?という責任の問題でした。
これについては「まぁ、年に1回くらい講演に来てもらえばいいですよ」とのことでしたから、ひとまず安心です。


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投稿者 Nakanishi : 2010年06月28日 17:24