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STRAMD受講生募集中、「良いデザイン・悪いデザイン」

2010 / 2 /10



「STRAMD(ストラムド/戦略経営デザイン人材育成プログラム)」
という特別講座を社会人向けの夜間のコースとして設けることについては、これまでも書いてきました。開講記念シンポジウムを東京ミッドタウンで開いたりもし、これには溢れんばかりの参加者に来場いただき、ご参加者のブログ等に紹介いただくなど反響も呼んでいますので、関心をお持ちの方も多いかと思います。

受講生募集の方も進んでおり、申込み期間も残すところ10日余となってきました(2月22日締切)。これまで何人かの方から「STRAMD」の詳しい講義内容や育成目標について知りたいとのお尋ねがありましたのでご説明いたしたが、ほとんどの場合十分納得いただけたようですから、ホームページや印刷物もいいのですが、直接コンタクトの重要性を痛感している次第です。

今回の受講生選考にあたっては、4問のテーマに対し、数百字のレポートを書いていただく形式を取り、それぞれの考え方などを伺いたいと考えているのですが、たとえば「あなたが考える<良いデザイン>と<悪いデザイン>の具体例を挙げ、その理由を付して下さい」という設問が、特に難しいとの思いを持たれるようです。それは、普段から身のまわりや街中にある諸物に対し美意識を伴って観ることが少ないがゆえかと感じます。

私たちは普段の生活の中で実に多くの情報を吸収して日々の暮らしを成り立たせているわけですが、その内の8割以上は視覚情報に依ると言われています。その情報収集の際の意識の持ちようにより、センスが良くなったり世の中や暮らしそのものが楽しくなったりするわけですから、このテーマは人の生活や仕事上で実に重要と私は考えております。

ピタゴラスは「分からない時には一番美しいモノを選んでおけば間違いない」と言ったそうですが、実際はこうした判断を可能にする術を普段から磨いておかないとなかなか意志決定は難しいのが現実です。

モノを観察したり情報を吸収したりする際、「常識で観る」「知識で観る」「欲識で観る」という3つの方法があります。
STRAMD教育では、皆さんに「欲識で観る」という方法や習慣を是非身につけていただきたいと考えているのです。そうすれば上記の質問に困ることなどほとんど無いと私は考えています。その習慣が累積していくと、個人差はありますが、やがて美意識的直感力が働くに至ると思います。それは生活でも仕事でも生涯の宝になると断言して憚(はばか)りません。
STRAMD講座とは、まさにそうしたフィールドへの入り口なのです。

これからの時代、人にとり必要なのは「読み書きそろばん、そしてデザイン」だと普段から言ってきましたし、早稲田大学における講義などでもその理由を説いてきました。STRAMDの受講生の方々には、そうしたThinking & Methodology(考え方と手法)を、徹底して学び吸収していただきたいと考えている次第です。


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投稿者 Nakanishi : 2010年02月10日 22:42