中西元男 実験人生
HOME
PAOS
WGD
NAKANISHI'S PROFILE
実験人生のテーマ
このブログでは、カテゴリー分けに出来ないため、
テーマを色別で表示しています。


■PAOSノベルティ

■PAOSそば猪口
新着ブログ
ARCHIVES
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年06月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年08月
2012年05月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年11月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年05月
2005年01月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
2004年09月
COMMENT

« デザイン振興策、私論試論、またの名をデザイニスト養成メインベネッセ「文化化コンセプト」花開く »

「挑戦」で仕事をするか、「調整」で仕事をするか「考」

2008 / 4 /22

私たちデザインを専門とする仕事におきましては、宿命的に、常に「新しい提案や解決策を求められている」と言っていいと思います。

その場合、担当者によってプロジェクトに対する姿勢に差異があり、「挑戦的であるか、調整を旨として臨むか」で、提案内容というか結果に大きな違いが生まれてきます。これはプランナーの性格や使命感といった、基本的資質によるように思えます。
おおむね調整型の解決策は誰にでも分かり易い内容と言えますから、一見、見事に問題解決を果たしたように思えますし、事実、プロジェクトを先に進めるという点では十分満足できる内容となります。しかし私の経験では、これは経費発想型解決とは言えますが、どうも長期的な視点を持った投資発想型解決策にはならないように思えます。

ただ投資発想型の解決策は、内容が常識破りといいますか内部常識の創造的破壊を伴うケースが多く、大半の関係者の理解や合意を得がたいのが通常ですから、相当の理論構築と説得力を持ってあたらない限り、発注側の合意を得ることは難しいとは言えます。たとえ理性で合意形成が成ったとしても、多くの人に「理屈は解るが感情がついていかない」状況がしばしば起こり、実施段階でトラブルを起こすケースが多々あるからです。

特に企画を主とする投資型提案の成否は、クライアント側意思決定者の先見力や資質に拠るところ大ですが、これがデザイン表現を伴う提案である場合、先方に造形の好き嫌いにのみこだわる人たちが多いと、単純な色・形にだけ判断基準が置かれてしまい、なかなか提案内容の戦略的真意が伝わらないことが多いようです。これはあくまで私のこれまでの経験によるところからではありますが。

ただハッキリ言えますことは、そうした基本発想の違いによる成果の差異は、10年20年経ってみると明らかに結果が証明してくれているということが、具体的事例でもって示せます。
ともあれ私自身は、与えられた課題に対し「投資発想型で臨みたい」とは常に考え続けているのですが。



投稿者 Nakanishi : 2008年04月22日 14:58