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Gマーク50周年1,「毎日デザイン賞受賞に思う」

2007 / 5 /16






毎日デザイン賞特別賞受賞の報告をされる(財)日本産業デザイン振興会:青木史郎常務理事

4月17日、財団法人日本産業デザイン振興会(JIDPO)が東京ミッドタウンに移転した「新事務所お披露目」の懇親会と、グッドデザイン賞が(Gマーク)「半世紀にわたる日本のデザイン振興に対して」なるテーマで2006毎日デザイン賞特別賞に選ばれたお祝いの会が開催されました。聞けば300数十人もの出席者で、まさに「時代の脚光を浴びるデザインの時代」らしいパーティでした。

本来は賞を贈る側である機関が賞を受けるというのも不思議な感じがしないではないのですが、それはさて置き、Gマーク50年の功績が評価されたのは素晴らしいことです。
世の中にデザイン賞は数々ありますが、その中で受賞者に総じて最も喜ばれるのがこの「毎日デザイン賞」でしょう。
その理由は、デザインのあらゆるジャンルを超えて贈賞されること、欲しいと思っても既受賞者の推薦がない限りまず貰えないこと、長い歴史(2007年第74回)があること、受賞者の顔ぶれを見るとまさに日本のデザイン界を背負う錚々たる人材のリストになっていること、受賞のタイミングにおいて運に恵まれること等々。デザイン界に身を置く者ならば、まず喉から手の出るほど欲しい賞でありながら、受賞はそう簡単なことではありません。
このたびは、「Gマーク50年の実績」が、このプロジェクトを永年にわたり牽引してこられた産デ振の青木史郎常務理事を代表として評価され贈賞されたのですから、快挙と言えるのではないでしょうか。


毎日デザイン賞授与式
(携帯で撮ったものですから雰囲気だけ感じ取って下さい)

さて、今回のことを機に、久し振りに少しGマークに関わることを書いてみようかと思います。

去る3月16日、例年のごとく2007年度Gマークの第1回審議委員会が開かれました。審議委員がどのように選ばれているのかは知らないのですが、今回の出席者は平野拓夫先生(金沢美術工芸大学学長)、豊口協先生(長岡造形大学理事長)、それに私(中西元男PAOS代表)と、加えて経済産業省の木方幸久氏(デザイン・人間生活システム政策室長)というメンバーでした。審議委員会の役割としては、平易に言ってしまえばGマーク制度のお目付役とでも言えるでしょうか?
今年は審査委員長交代の年であり、加えて産デ振の所在地も思いっきり都心の複合ビル:東京ミッドタウンに移ったばかりで第一回目開催という、記念すべき会合でもありました。
その席で久禮彦治理事長から、ここ10数年の応募件数や財務内容に関する説明がなされました。内容的には、1998年の民営化以降の業績の伸びは非常に順調で、当面の経営に関してはまさに先行き明るく誠に喜ばしい限りです。



投稿者 Nakanishi : 2007年05月16日 16:52


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