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最近のチョット感動したお話

2007 / 4 /24

(この稿は正月明け早々に書いていた文だったのですが、既出の展覧会のご報告・事故の顛末などの先行掲載のためアップ出来ていなかったものです。私自身も感動して聞かせて貰った話ですので、遅れ馳せながらご紹介させていただきます)
新年を迎えるにあたってのご挨拶状にも「最近力を入れている」と書きましたように、若い人たちへの教育活動を続けております。
記述のごとく昨年度後期は毎週金曜日に早稲田大学に講義に出かけていました。そして、その中に特に熱心な受講生が何人かいましたので、年末の最後の講義後に、広報室参与という役割と共にいただいた参与室を活用し、希望者10数人の学生達と意見交換の懇談会を持つという試みをやってみました。その際、まだ入学したばかりのある1年生の自己紹介を兼ねた挨拶に、いささか胸を熱くしました。

昨年(2006年)の1月半ばのことでしたが、私は日経新聞夕刊「人間発見」という欄で連続5回(1月23〜27日)にわたって自身の来し方についての紹介記事を書いていただきました。


日経新聞「人間発見」記事の一部

ちょうどその頃、彼女は受験勉強の最後の追い込みに入っていた時期で、お母さんが「このようにして早稲田大学に入学した人もいるようだからあなたも頑張りなさい」と、励ましの意味を込めて私の記事を渡してくれたのだそうです。この時の彼女は、果たして早稲田に入学できるか否か微妙な成績であったようです。
ところがこの記事を読んでからというもの、彼女はその切り抜きを常に隣に置いておき、挫けそうになるたびに読み返し必死に勉強したとのこと。その結果、見事早稲田に合格したのだそうです。
「しかも、入学してみると後期のオープン講座の中に先生の講義まであったので、即座に申し込みました!」と、情感イッパイに話してくれました。
「まさか入学早々に、講義で直接お会い出来るとは考えてもいませんでした」と。

この話を聞いた時、その場はにわかに感動的な雰囲気に包まれました。私は自身に関わることでもありなかなか上手く表現出来ないのですが、要は、「気づかない所で他人様の人生に影響を与えている」ということがあったという話に、ジン・・・とくるものを覚えたのです。

『教育の重要な役割は、教え覚えさせること以上に、刺激を与え触発すること』というのが私の若い方に対する教育哲学ですが、まさにそれを地でいくような話に出会い、このことが彼女自身の人生に自信を与え、今後の飛躍のきっかけになってくれることを強く願った次第です。

早稲田大学のオープン講座は新たなる試みとしてお引き受けしています。一応100人限定という枠は設けさせていただいておりますが、確かに学部学年を問わず申し込み選考に通れば、誰でも受けられる授業です。(日本女子大・学習院大・立教大など提携大学の学生も受講可能とのことです)



投稿者 Nakanishi : 2007年04月24日 12:57


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