中西元男 実験人生
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COMMENT

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再び「直島ツアー」に行ってきました。

2005 / 11 /30

※今回も名ツアーコンダクター田中佐和子さん

※滞在中つきっきりでお世話になった菊田満司支配人


11月26・27日の土・日を使って再び「直島」に行ってきました。


このツアーは、実は約1年前ひどい台風に見舞われたツアーのリベンジだったのです。その際は高松空港からの帰り便が飛ばず、くじ引きで敗れた人たちは5時間も空港で待ちぼうけを喰うという悲劇に遭遇したのです。でもその時、お互いに身の上話などをしながら時間つぶしをしたことが縁で、先日も書きました「居残り組」という集まりができ、何かにこと寄せてはブラマネ懇親会メンバーを中心に飲み会などが催され、私もいつもお声がかかり、楽しい会なものですから、時間が取れる限りこれまでも参加をしてきました。


その「居残り組」がなかなか取れないBenesseハウスの部屋を5ヶ月も前から予約し出かけたのがこの度の旅だったのです。


今回はお天気も本当によく、一年前に比べますと安藤忠雄さん設計の傑作:地中美術館もずっと落ち着いた良い雰囲気になり、「家プロジェクト」等も合わせ全く素晴らしい、世界的なコンテンポラリーアートの傑作鑑賞ツアーとなってくれました。ここで私が作品説明をするのも恥をさらすようなものですから、是非、皆さん一度お出かけ下さいと申し上げるにとどめたいと思います。そして夕食後、一室に集まって飲み明かした思い出などの写真をあわせてご覧いただきながら、楽しげなる空気を共有して頂ければと思います。(なお、アート作品は原則として撮影禁止ですのでご了解下さい)

※見事に再生された200年前の古民家

※民家プロジェクト第一号

※民家アートを観る

※旧新時代の同居

※全員集合

※ツーショット1

※ツーショット2

※ツーショット3

※頂上の別館は天国のよう

※サァー飲むぞ!

※直島の新作?

※男冥利に尽きる一瞬

※全員揃ってポーズをとった筈なのに?

※本当に来てよかったね


付け加えておきますと、今回は、必死に探し行列をつくって待っただけの甲斐あって、往きにもにも帰りにもいただいた高松の讃岐うどんの味の旅も忘れられないものとなってくれました。


※田中佐和子・相川京子、今回の両世話人に囲まれて、先ず腹ごしらえから

※開店前から行列のうどん屋名店

※メンバー、後ろからのぞき込んで順番を待つ

※サァー喰うぞ!

※名物、イカ天うどん



ところで実はここで一年前に書いた未発表の「去年の直島ツアーの原稿」があります。面白いので以下一緒に読んでみてください。

* * *

12月4〜5日の土・日曜日を使い、「アーク都市塾 in 直島」が折からの台風の影響下猛烈な風雨の中で行われました。講師は建築家の安藤忠雄さん、アーク都市塾塾長&一橋大イノベーション研究センター:米倉誠一郎教授、(株)ベネッセ・コーポレーション:福武總一郎代表取締役会長という豪華メンバーに私も加わって実施されました。


実は東京大学大学院経済学研究科:伊藤元重教授も加わる予定だったのですが、後から追っかけて到着予定の飛行機が、上空まで来ながら強風のため高松空港に着陸できず引っ返すというハプニングで、残念ながら急遽キャンセルということにあいなりました。


代わりに直島地中美術館の秋元雄史館長も加わって、初日は「アートと環境・建築に関する」テーマを中心とした論が展開されました。当然、1987年以来、最新作の地中美術館に至る3期にわたる建築を手がけてこられた安藤さんを中心に前半の話しが繰り広げられ、後半は福武会長を中心としたオーナーとしての考えやここに至るまでの苦労話が披露されました。


2日目は場所を高松のホテルに移し、「アートと企業経営」というテーマのディスカッションが福武・米倉・中西の3人で行われました。私自身が参加パネラーの一人ですから自分で言うのも変なのですが、聴いていただいた皆さんには深い感銘と満足を与えるセミナーになったようでした。


それは今やコンテンポラリーアート(現代美術)の世界的な名所:直島ベネッセハウス(加えて直島家プロジェクト)を作り上げてきた実行推進者の集まりですから、話しの中身の迫力が違います。もちろん、いずれも大変な論客の集まりでしたから、時間などいくらあっても足りないといった状況でした。


加えて、2日間のコーディネーターとして司会を務めた米倉教授のウィットとパンチの効いた進行がこれまた絶妙で、私自身もすっかりペースに乗せられていた感があります。


せっかくですので、今少し直島に関する所感を述べさせていただきたいと思います。


そもそも直島とは岡山県宇野市に近いのですが、所在は香川県に位置する現在人口3000人余の瀬戸内海では中くらいの島とでもいえるのでしょうか。物語はここに福武書店(1995年にベネッセ・コーポレーションに社名変更)の先代:創業社長の福武哲彦氏が、60万坪くらいの土地を購入されたことに始まります。


当時「中西さん、銀座の土地代にすれば10坪分くらいだよ」と言っておられたのを思い出されます。当初は主に進研ゼミを受ける会員の子供さん向けの施設が設けられることのようでしたが、やがて、これが二代目:福武總一郎社長の代になり、1980年以来の企業使命の一つであった「文化化」の証明として、コンテンポラリーアートの聖地に発展していったのです。このキーワードの提案者としては、「企業のあらまほし論」としての提案がリアライズしていったわけですから、まさにコンサルタント冥利に尽きるといっていい話でしょう。


この話は語り始めるとそれこそキリがありませんので、ともあれ現地にお出かけください。



投稿者 Nakanishi : 2005年11月30日 10:11