中西元男 実験人生
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COMMENT

« 「自分のためのデザイン」、東京芸大の講義からメイン「南京〜上海」列車の旅 »

石の彫刻を取り巻いて「感動パーティ」

2005 / 10 /14

前にも書きました稲田石の彫刻展が先週の金・土・日と開かれました。「いなだストーンエキジビション」という催しです。7日(金)に前夜パーティが開かれたのですが、僕はこの日の午後、早稲田の大学院の最初の講義日であったため大分遅れて参加となりました。今回作品を出した人はJAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)を代表するデザイナー34人で、北海道から九州まで全国から出展者が集まっていました。


こんなに沢山の人が参加するのがはじめから分かっていたら、普段から個人的な作品など創らない僕は参加しないはずでした。しかし、茨城県の代表幹事で今回の企画の主催者でもありました藤代範雄さんに頼まれてというか、電話で(ともかくこの人のイバラギ弁は判聴困難で、よく判らないままフンフンと返事していたら作る羽目になったのです。これ、ウソのようなホントの話です。)説得されて作品を出したのですが、結果は大変いい機会を与えて貰ったと思っております。自分でいうのも何ですが、他の人とまるで作風が変わっていて結構評判を呼んでくれています。(もう「来年も・・・」の話が出ているのはいささか怖ろしいのですが。)
※会場風景


※式典のステージまで巨大石


『稲田石の採石現場を見、それが6千万年も前の天然の所産であると知って、変に石に人工の形を与えるより掘り出した岩の荒々しさを生かすべく表面を削っただけの存在感を大切にしました。そこに最先端の光であるLED(発光ダイオード)を組み込み穴を穿って現代の命を入れました。』


とこれは今回のパンフレットに載せた私の作品「6千万年の軌跡」の制作意図ですが、34点の作品群はよく目にする彫刻家の場合のそれとはやはりかなり異なっていて面白いなと思いました。


※会場に置かれたわが作品


※夜景


でも今日書きたいのはそのようなことではなく、この作品を囲んでイッパイ飲もうという企画が立てられたのですが、なんとこれにはるばる東京から18人もの人たちが参加してくれたということです。


8日の夕方から始まったパーティは夕闇迫る頃からすっかり暗くなった夜まで行われたのですが、その間、丁度LEDの光の変化が次第に強調されていき、なかなかの見物(みもの)でした。もちろん今回の石の作品を作成していただいた関石材店の代表であるお父さんの関善一さんをはじめ二人の息子さん(正光、俊典さん)や、先日のTV出演ですっかり地元のスターになってしまったお母さんの初枝さん等のご一家はもちろん、地元の石材協会の皆さんまで多くの方が集まられました。


もちろん今回の推進元:藤代範雄デザイン事務所の皆さんも参加され、総勢は40人近い人数になったのでしょうか。地元の美味しい食材:料理が山のように揃えられ、それはそれは心なごむ素晴らしいパーティになりました。

※東京から出かけたメンバーに地元の人達も沢山加わって地元料理もいっぱい。
実に楽しかったパーティ

※ブラマネ美女群(右から田中・相川・増田の皆さんと)

※ナニがそんなにおかしいの?

※今回のプロジェクトの推進役:藤代範雄さん(右)と居残り組の白水ママ


東京からのツアーの中心になってくれたのは、アーク都市塾ブラマネの懇親会幹事長(?)田中佐和子さん、世話役代表:相川京子さん、そして私どもPAOS の田中裕子の皆さんですが、それに居残り組(長くなるので説明は省きます。どなたか説明コメントをお願いします)の白水ママ、このブログの写真を撮っていただいている人物写真家:塩澤秀樹さん、そして桑沢デザイン研究所の教え子たちにわが社の社員たちと実に多彩な顔ぶれの大宴会となったのでした。


僕は前回進行チェックで伺った際、初めてご自宅で関お母さん初枝さんにお会いしたのですが、その時お母さんが「先生の作品を担当させていただいたお陰でこの子たち(関兄弟)が石屋になる決心を固めてくれまして・・・」と話しながら途中から嬉し涙ポロポロになってしまい、思わぬ展開にこちらの方がビックリしてしまいました。そして今回もその話題が出て、お父さんもお母さんもうるうるといったシーンが沢山あって皆さん衝撃を受けていたようでした。


※息子さん(後列真中2人)の石工を継ぐ決心も固まり喜びイッパイの関一家と。


明くる日は石切場や石の百年館(博物館)をご案内いただき、わが作品の前で記念撮影をしてバスは会場をあとにしたのですが、バスを見送る関正光さん(兄)が涙を流されていたの印象的でした。皆さん本当に素朴でいい方達でした。


※実に壮大な石切場のスケール


●関連記事
稲田石の彫刻「6千万年の軌跡」(2005 / 9 /30)



投稿者 Nakanishi : 2005年10月14日 11:56