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中国出張と首相の靖国神社詣うで

2005 / 10 /24

中国の新聞記事(小泉は“拝鬼”と書いてあります。これはマスコミを通じての代名詞です)


秋の忙しい日程をさいて3日間をかけ南京に出かけてきました。


重要な話がいつも急にやってくるのが中国です。今回も「出来れば10月に」とは聞いていたのですが、それにしても1ヶ月の余裕すらもない突然の依頼でした。ところがここ2ヶ月位の間で私が3日連続でウィークデーを空けられる唯一の日程が18日をはさむ月火水だけだったのです。10月18日とは不思議なことに中国でめでたい行事が行われる8のつく日だったのです。これも何かのご縁でしょうか?

もちろんこの日程は先方に異存がある筈はなく、しかもタイミングよく中国の4年に1回の全国運動会(国体というより五輪の種目がそのままに行われる国内オリンピックのようなもの)が南京で行われる日に当たっており、胡錦涛首相をはじめスポーツ大臣など要人が南京を訪れるとのことで、急遽それにも間に合わそうとのことになり、お陰でPAOS上海のスタッフたちはてんてこ舞いの大変さだったようです。


※ホテルのカウンターにあった運動会の正式名称の盾

※街中にも運動会にかかわるサインが沢山でている。



急な予定取りのため私の方も帰り便はついにビジネスクラスさえも確保できない始末でしたが予定通り17日に出かけました。ところが出発の日の朝のニュースを見て驚きました。よりにもよって小泉首相の靖国参拝が突如行われたのです。これから南京に出かけるというその朝になんということかと悪い予感がよぎりました。でも今さら予定変更というわけにもいかず出かけました。結果、特に問題もなく、というより「このような両国間の状況の中でよく来てくれた」と大変歓迎され感謝された訪問となりましたがその報告は次の稿に譲らせて下さい。


それにしても私は小泉さんという総理大臣はどちらかというと私の好きなタイプの政治家ですが、靖国問題だけはどうにも解しかねます。まるで子供も意地っ張りで、在任中だけでも静かに心で祈るということが出来ないものなのでしょうか?このことによる諸々のマイナスを一体どう償うつもりなのでしょう。来年9月に辞めればプラマイゼロという訳にはいかないでしょう。


80年代にあれだけアメリカの言いなりになって円をダブつかせバブルの経済的重症を招いたり、第二次大戦中に広島や長崎に原爆を落とされたのをはじめ市民への無差別爆撃を受けた歴史的苦しみを持つこの国の首相として、どうして近隣諸国の同じ痛みを解り気遣おうという気になれないのか私には不思議に思えます。他国にとやかく言われる問題ではないとの論も分からぬ訳ではありませんが、首相を退いてから存分にお好きに振舞えばすむ話ではないですか。それまでは個人的に遠くから静かに祈念することがどうして出来ないのでしょうか?
本当に理解に苦しみます。



投稿者 Nakanishi : 2005年10月24日 11:34