この時のパネルやＤＶＤ映像は当初９月いっぱいまでの展示の予定でした。しかし、今も同ホテルロビーにて、１１月中旬まで特別に期間を延長して展示されております。

「ナゼ、１１月中旬まで期間を延長？」

実はこれにはいろいろな人の繋がりの不思議なご縁があってのことです。

「２５周年に同展示を、、、」とのお声掛けがあって話が進んでいる途中に、同ホテルのセールス部長に折田俊平さんが赴任されて来ました。実は折田さんは、私が担当しているアーク都市塾：ブランド戦略マネジメントコースの第３２期の卒塾生でもあったのです。

加えて、もう一つこの展示には偶然が重なりました。この展覧会用のデジタル映像化にご協力願った富士フイルムイメージテック株式会社の担当者：山口智史さんが、なんと同ホテルで結婚式を挙げる予約を前々から入れていたと言うのです。

この稀なる巡り合わせをセンチュリーハイアット東京側にお話ししましたところ、「それでは山口さんの結婚式が終わるまで、ロビーでの展示は続けましょう」との粋な図らいの申し出を受けたのです。それが展示期日が延長された理由です。センチュリーハイアット東京のこのような気配りの姿勢は流石と言えます。

どうせですから、この展示に付けられているご挨拶文を添付させていただきましょう。以下の通りです。

『センチュリーハイアット東京：開業25周年』 おめでとうございます。

この度の25周年の催し物として、私どもの企画「西新宿超高層ビル街35年間の定点撮影記録」がお役に立て大変光栄です。本映像写真記録は本年1月と3月の2度にわたり展覧会を開催し大好評を博したもので、始まりは「日本で最も変化発展していく所を記録しておこう」との方針のもと1969年にスタートしました。当時何もない野っ原から今日の超高層ビル街建設までの記録は、地震国の難関を突破したわが国技術力のマイルストーンでもあります。そうした都市発展文明史の記録の中にセンチュリーハイアット東京が四半世紀の歩みを示してこられた成果は大きな歓びです。これを機に、貴ホテルがますますのご発展を遂げて行かれますよう祈念してやみません。

PAOS 代表
World Good Design 代表
中西元男