中西元男 実験人生
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COMMENT

« ブログ再開「永らくのご無沙汰失礼しました。」メイン小泉解散に思う。vol.1(8月18日) »

愛知万博を見に行って来ました。

2005 / 9 /21


「自然の叡智」とテーマづけられた愛知万博に行って来ました。この博覧会の実現までには随分紆余曲折があったことは知られているところですが、それだけにご案内いただいたたとえば瀬戸愛知県館の副館長が指さされた70年前の禿げ山から今は緑なす自然が蘇った海上(かいしょ)の森を守ろうとの地元の人たちの趣意は、現実を前にして痛いほど理解できました。

万国博といえば、PAOS の創業期は日本初の大阪万博に関わる仕事が沢山いただけて助けられましたから(日本館の公式パンフレット和文と英文版は当社でデザインしたものでした)、万博というものにはかなりの関心は持っていたのですが、なにしろ炎天下に並んで数時間待ちといった報道を見ていると、無理をしてまで出かけるという元気は出ませんでした。


ところが、愛・地球博の総合プロデューサー:泉真也さんの出版記念パーティに出かけました会場で、この博覧会に主要な役割を果たされた会場演出総合プロデューサー:涌井史郎さんや催事プロデューサー:澤田裕二さんなど何人かの方々に久しぶりにお目にかかりましたら「中西さん、万博どうでした?」「実はまだ見に行ってないんですよ」といった話になり、「それじゃホテルをはじめ出来るだけ手配をしますから」と次々と準備が進められていきました。中でも涌井さんにはお食事をご馳走になりながら事前の解説レクチャーの場まで用意していただきました。感謝に堪えません。


これだけの準備をしていただき、2日間チャーターのタクシーまで手配できての見物行となったのですが、それでも暑さの中パビリオン間を歩いての移動や2つの会場間を繋ぐゴンドラに乗るための待ち時間等々結構大変で、準備はしていったのですが帰りには足にマメをつくる始末でした。これだけ皆さまにご支援いただいても、やはり「万博とは歩くことと待つことなり」が正直な感想でした。でも会場内のサインやアテンダントの誘導はおおむね実に良くできていて(これに素敵な笑顔が加わればなお良いのでしょうが、まるで怒ったような表情の人が多いのには草臥れました)、何だか飼い慣らされた家畜のごとく来場者が移動していく姿は印象的でした。





私の場合は、どうしてもつくば万博などよりもどこかで35年前の大阪万博と比較してしまっていたのですが、前者が未来に希望と夢を歌い上げるシンプル思考が通用したのに対し、今回はまさに日本の国や人類が置かれている現況、なかでも環境問題のあまりにも大きな変化を突きつけられる落差が印象的でした。
その意味では私のような人間には、両方の時代というかこの間の貴重な変化を体験させて貰えた幸せを噛みしめたこの度の万博体験でした。





投稿者 Nakanishi : 2005年09月21日 09:34