CCJはもともと日本全国の優れたクラフトデザインの普及と振興のために1959年スタートし、永く日本橋丸善を拠点にその活動を展開してきました。しかし故あって永らくの活動拠点:ショウルームが閉鎖され、今後どうしていくべきか?の相談を受け、結果、ワールド・グッドデザイン(WGD)でも可能な支援をしていくべく契約を交わしました。私は「この運動は絶対に潰してはならない」との強い思いを持っております。そのためCCJの中心を担う皆さまと、今、新しい在り方、発展の仕方を探り始めようとしております。

実はCCJと私との最初の出会いは、1964年のことに遡ります。
当時、私はわが国を代表する建築評論家であり、デザイン評論家でもあった浜口隆一先生(先生は単なるデザイン解説者ではなく本当の意味での激しい批判精神を持たれた評論家でした。今の先生のような辛口評論家が存在しないことはわが国デザイン界の不幸といえます)に誘われ「デザイン・ポリシー(企業イメージの形成)」なる本を執筆しておりました。これは私としては最初の著作で、この時、50社程の企業や施設を取材して回り14社のドキュメントを記録としてまとめたのですが、その中の一つがクラフトセンタージャパンだったのです。今あらためて読み返して見ると文章の稚拙さに顔から火が出そうです。

ともあれ、CCJはあらたなクラフトの有り様を探り始動を始めました。
皆さん、機会があれば是非西新宿OZONEに足をお運び下さい。
●ご参考情報
CCJ展示会のご紹介(WGDサイト内)
http://www.worldgooddesign.net/event/ccj2005.shtml/
クラフト・センター・ジャパン
http://www.craftcenterjapan.jp/
リビングデザインセンターOZONE
http://www.ozone.co.jp/