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南京初訪問2

2005 / 5 /14

※南京大虐殺記念公園の入り口辺り。

※その儘の形で残された折り重なる遺骸。

※アップで見ると大きさもいろいろの人骨の散在に心が痛む。


翌日はたってお願いをし早朝から「南京大虐殺の記念公園」に連れて行ってもらいました。


朝8時半に迎えの車に来て貰い入場したのですが、既に多くの見学者達がいました。多くは高校生位の若者達です。入り口近くのモニュメントの上部には、「1937.12.13〜1938」という事件のあった年月日や別の壁面には「300000」という虐殺者数が刻まれています。30万人という数は実際は3万人という日本側の説もあるのだそうですが、実際に見て回ると数の問題を越えて目を背けたくなる山のような記録の数々です。掘り起こされた土中には累々たる人骨の山です。

見まわしたところどう見ても日本人は私一人で、その後の調印式用にネクタイまでしめた長髪の男が目立つ格好をして見ているわけですから、視線は展示もさることながら当方にも厳しく注がれているのです。怖くはありませんでしたが辛い気持ちでした。


この日の調印式は11時から始まりましたが、この巨大なマスコミ企業集団(中国では情報関連企業は全て国営です)の総経理は周莉さんという女性で、お年はまだ54才とのことですから大変優秀かつ偉い方です。でもいたって気さくな人で、周りを囲むプロジェクトの中心人物たちも皆さんにこやかで多分私に相当気を使っていただいているのだろうなと思えました。


※契約調印を終えてにっこりの周莉総経理と握手。

※調印式のラウンドテーブル


なにしろ江蘇省8800万人口(一つの省だけで日本の人口の3分の2以上)の上に立つ中国を代表する巨大マスコミの総本山です。中国マスコミグループでは初めて本格的なCIを導入する企業なのだそうで、そこが南京を拠点にしながら先駆けて日系のコンサルタント会社に発注することになったというのですから通常では信じられない耳を疑うような出来事です。が、ここでは詳しいことを聞くのはやめました。


無事調印式の署名を終えて、お昼のお祝いの会食も終わった後「ここには中国建国の父と呼ばれる孫文の墓稜(ぼりょう)があるから出かけたらどうですか?」と言われました。もちろん「孫文の中山陵」とは願ってもない話なので喜んで連れて行って貰いました。ただTVのカメラがずーっと付いたままなのです。


南京の街は他の中国の都市に比べても非常に美しい街です。道幅が広いこと、緑が豊かなこと、特に中山稜に至る道は緑におおわれたまるでアメリカのパークウェイのような美しい道なのです。国共戦争に敗れ台湾に追われた蒋介石が南京での住まい環境の再現を図った気持ちが分かるような気がしました。


※車窓から見る。グリーン豊かな南北部の郊外。


さて、孫文のお墓は緑なす森の中の長い階段の上にあります。この階段は錯視が利用され上に行くほど段差というか蹴上げが高くなっていて、天に至る道程のごとく見えるのです。頂上にある墓稜の建物では有名な孫文の三民主義(民族・民権・民生)が刻まれています。残念ながら廟の中は撮影禁止で写真が撮れませんでした。


※孫文の廊に至る長い階段。

※廊内の孫文像。

※上りは結構大変ですが追っかけのTVのカメラマンのことを思うと文句は言えない。

※上から見下ろすと高さと豊かな緑を実感!

※TV局のスタッフやPAOS北京の人たちとほっとしての帰り路。


ともあれ南京の街はそのうち一度ゆっくりとやってきたいと思わせる魅力たっぷりの景観でした。北京・台北の故宮と並んで3大博物館の一つに数えられる名品山積の南京博物院もありますからね。


※関連記事
南京のTV会社のCI発表式典に出かけてきました vol.1
南京初訪問1




投稿者 Nakanishi : 2005年05月14日 11:36