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電話応対の損得

2004 / 10 /22

最近、「PAOSに電話をかけると何か応答が暗いんじゃない?」と言われ、自分でかけてみると確かに「そうかな」とも思えます。と同時に電話という相手の姿が見えない応答は、つくづく難しいものだと再確認させられました。

昔PAOSには電話応答の名人がいてくれて、彼女は受話器を取ると、相手が名乗る前に先方の名前を呼んで応えてしまうのです。これも特殊な才能でしょうが、当然呼ばれる側は悪い気分のするはずもありません。でも、実際は彼女のサービス業に徹する努力の賜、もしくはプロ意識がそうさせているのですが、このことでPAOSの評判がよくならないわけはありません。

この人の場合は、水商売の人からの電話だと最初からわかっていても、「中西がいつもお世話になり、ありがとうございます」で始めたから、そのころの僕は、いわゆるウォータービジネスの店の女性達にえらく評判がよかったものです。

ノルマがあって、毎日何本かの電話をかけなければならない立場にあった彼女たちの話では、たいていの会社では相手が水商売の女性とわかった瞬間、明らかに電話に出た人の声音が変わり応答が瞬時にして冷たくなり、また、その態度の変化が電話口を通じてわかるのだと言います。だから、「中西さんのところの女の人は、どんな教育をされているのか興味がある」と問われましたが、僕は何もやっていません。彼女自身の自覚の問題と使命感の結果としか言いようがない、と応えたものでした。でも、これによって僕はずいぶん得をしたことだけはまちがいありません。

客人を連れて店に行くと、彼女たちは「その人がどういう関係の人なのか?」を尋ねてくれ、頼みもしないのに実に適切なもてなしをしてくれました。過ぎもせず不足もしない応対というものはお酒の席でも実に重要で、そのことで私自身ばかりか会社全体がどれほど得をしたかわかりません。

携帯電話の普及などで、ともすれば“友達感覚の応対”が増えてきたこのごろ、電話マナーの大切さや効用をあらためて教えていただけたありがたい忠告でした。



投稿者 Nakanishi : 2004年10月22日 18:22