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« 電話応対の損得 | メイン | 北京:華嘉企画「科技智嚢」誌からの原稿依頼 » ■もう一つおまけ航空旅行物語、エア・サイアムとコンコルド (2)2004 / 10 /25ここまで書いてきましたから、貧乏旅行の次は僕が経験した最もリッチな空の旅にも触れておきましょう。その時は小学校就学前の息子を連れての旅でした。 本人にどこまで認識できたのか判りませんが、少しえぇかっこしぃもありまして、ロンドンからニューヨークまでの便を大奮発してコンコルドに乗りました。料金はファーストクラスのまだ1.5倍でしたから相当高価でしたが経験をしてみるだけの意味はあったと思います。 その後もコンコルドには乗りましたが、何と言ってもこの最初の飛行時の想い出が最も鮮明に残っております。最近、コンコルドが完全に廃止になった記事を見て息子が「あの頃は有り難みが全然分からなかったけれど、良い経験させて貰ったんだねぇ」としみじみ言っていました。 お乗りになった経験者の方には、「何だそんなことに驚いていたのか?」と言われそうですが、離陸時に普通のジェット機と違ってえらく急角度で上昇していくのに興奮したのを覚えております。客室内の前方にも速度計が設けられ0.80、0.92…、と数値が上っていき、1.00になると丁度音速に達したというわけです。 上空に達して水平飛行に移る頃には音速状態になっているのですが、相当成層圏に近づいているせいか上空は薄暗い濃い深みのあるブルーから暗黒色で、およそ普段飛行機からみている青空とはまるで異なる光景です。それに音速水平飛行というのはまるで揺れがありません。機体もいかにもスピードを出すために作られた印象で、細い円筒形の筒状を感じさせる室内空間が印象的でしたし、洗面所のデザインなども狭い空間をいかにも巧みに処理した結果が逆に他の機種とは異なった機能的な処理になっていてうまく合理的に処理されていると感じました。 同じ機内にはすぐ斜め前にインド人の大富豪とおぼしき一家が席をとっており、ご夫婦にまだ幼児の兄弟二人、それにメイドさんが付いた、まさになけなしの金をはたいての我々から見ると「いつも旅はコンコルド」といった風情の辺りを払う悠々たる家族旅行に見えました。室内のサービスに当たる乗務員の男性も女性も相当年輩の品の良さそうな方々で、サービスの仕方もおっとりとして通常の旅客機とはまるで違う印象でした。食事も豊かなフレンチのメニューで、食器類もウェッジウッドの磁器にクリストフルのカトラリーといった豪華版でした。 この時、シートのポケットに入っていた物販カタログを見て息子がコンコルドの模型を見つけそれを買って欲しいと言い始めました。注文をしようとすると、この飛行機にはカタログに乗っている商品は一切積んでいない、それは極力重さを軽減させるためとの説明、息子はカタログにあるのにどうして手に入らないのかと相当ガックリしていました。 ところがです、飛行機がNYのJFK空港に着き、迎えの来るのを待っていたところ、ニコニコしながら近づいてきた立派な制服姿の老紳士がいきなり息子にコンコルドの模型を手渡してくれたのです。肩に金筋の何本も入った肩章をつけたいかにも階級の高いパイロットといった風情でしたから一見判らなかったのですが、よく見るとわれわれの乗機で世話をしてくれていたあの品の良い老紳士の制服姿だったのです。あまりにも落胆していた息子の姿を見て到着後コンコルドの模型を手にわれわれを追っかけ手渡してくれたのです。もちろん、これはBritish Air Waysからのプレゼントだったのです。その時の光景、それぞれの表情は今も脳裏から離れません。コンコルドのことを見聞きする旅に思い起こす素晴らしい父子旅行の想い出です。 投稿者 Nakanishi : 2004年10月25日 13:38 |
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「思い入れコレクション集」に写真を追加いたしました。 ■西新宿定点撮影公式サイト ■PAOSサイトがリニューアルいたしました ■桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞受賞 第14回桑沢賞表彰式において、中西が桑沢デザイン・オブ・ザ・イヤー賞を受賞致しました。 運営事務局 ■4/24よりブランド戦略マネジメントコース開講 六本木ヒルズ49階のアーク都市塾にて「ブランド戦略マネジメントコース」が開講されました。 運営事務局 ■日経夕刊「人間発見」記事掲載のお知らせ 1/23(月)〜1/27(金)まで日本経済新聞夕刊の連載コラム「人間発見」に中西の記事が掲載されました。 コラム「人間発見」…時代を変革しゆく話題の人を取り上げ、その人の人生哲学やこれまでの半生をベテラン記者のインタビュー形式で綴る。(先週の登場人物は東大総長の小宮山宏氏)
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