中西元男 実験人生
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« ポンペイメインアジアの、日本のデザイン・アイデンティティ (1) »

志ある人よ、新しい知的美的領域を創ろう

2004 / 9 /27

ちょっと古い見方かも知れませんが、もともと自分自身の出発が大学のサークル活動の延長で、結果として会社をつくってしまったものですから、人は、放って置いても陰日向なく目標に向かって学び努力していくもの、約束事やルールは個を犠牲にしても守り他のメンバーに迷惑など掛けないもの、また、自分の好きなことをやっているわけですから苦労も喜びの一部、との性善説型の人間観・組織人観そして労働観が僕から抜けません。そのためこちらの立場から見ると随分裏切られたりもしてきましたが、逆の立場になるよりはましだといつも考えてきました。

特に運動(ムーブメント)型のプロジェクトに取り組むのに、金銭動機第一で加わってくるメンバーがいる?というかそういうことが後から解ってくるのは実に寂しいものですが、でも総じて考えるならこれまで永年にわたって築いて来た提案型やストック型の仕事や研究が間違っていたとは思えませんし、渋沢栄一言うところの「金は働きの滓」という表現も自分なりには真実だと思えます。現時点の課題としては、これまでの経験やノウハウ、そして知的資産の蓄積を誰にどう伝え継承していくかが重要なテーマとなってきました。

先夜、旧知の樋野興夫先生(癌研実験病理部長・順天堂大学医学部病理学教授)が第一回新渡戸・南原賞を受賞され、授賞式とお祝いのパーティがありました。樋野さんは言うまでもなく癌の権威ですが、お礼のスピーチに立たれ、私は「一日30分は自分の専門以外の本を読め」と言われそれを実行してきた。主な対象が新渡戸稲造・南原繁先生の著作であったが、順天堂大学の教授にだって専門の病理学ではなく新渡戸研究の結果でなったようなものと来場者を笑わせ、「50歳をすぎたら人の面倒を見ることが大切」と結ばれました。そういえば有名な“Boys, be ambitious (青年よ、大志を抱け)”という言葉も、クラーク博士50歳の時のものだそうです。

確かにある年齢以上になると自分の持っているものをいかに次代に継いでいくかというのは重要な責務です。特に僕のように他の人が全くやって来なかったキャリアを多く積み上げる機会を与えられ、実務家として山のような独自の資料情報を抱えている人間は、その役割も大きいといえます。もちろん僕は齢60すらはるかに越えていますが、考えてみると人を育てると言うよりは、殆ど自分のやりたいことを優先して年を重ねて来たといえます。大いに反省しなければなりません。と同時に、これから僕のやって来たことを引き継ぎ、発展させてくれる人材に出会わなければなりません。そしてその人たちを育てなければなりません。

幸い最近は、アーク都市塾:ブランド戦略マネジメントの塾生の中から手が上がって、明治大学の石橋宗親君、慶応大学SFCの白水弾君、檜垣万里子さんを中心にWGDの大学生活動グループが誕生、独自の活動が始まりました。また、早稲田大学も僕のために「戦略デザイン研究所」というプロジェクト研究所を設立してくれましたので、これらを有機的・総合的に活用しながら新しい次の一歩が踏み出せればと考え始めています。

有意の人、是非、ご連絡下さい。



投稿者 Nakanishi : 2004年09月27日 09:59