中西元男 実験人生
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« 阿部公正先生を偲ぶメインプレゼンテーション »

「時代のアイコン」展は素晴らしかった

2004 / 9 /15

先日、松屋銀座で平野敬子さんがディレクションされて開かれた「時代のアイコン」展の図録を、その後繰り返し見ています。これは凄い展覧会でしたね。多分、わが国のデザイン史に残る展覧会でしょう。

かつてその時代を代表する若手グラフィックデザイナー7人が、「ペルソナ展」という真に意欲的かつ個性と個性のぶつかり合いのような鮮烈な展覧会が開催され、この時の強烈な個性の発揚と鮮烈な表現のぶつかり合いは未だに私の脳裏に焼き付いており、これはまさにわが国の戦後のグラフィックデザイン史上大きなメルクマールになったと思うけど、今回の「時代のアイコン展」もそうした日本のビジュアルデザイン史のひとつの貴重な総括でしょうね。

特に最近のグラフィックデザインは、個性的かも知れないけれどどことなく私小説的作品や自己満足的作品が多くて、表現は面白いのだけれど、社会的価値といった観点からはどうかと思えるようなものが多くなってきてしまったから、今日のわが国社会と作品型ビジュアルデザインを考え直してみるに、まことに時期を得た素晴らしい意味内容を持つ展覧会だと思いました。

僕が直接関わった作品としては会場にもなっている「松屋銀座」と「NTT」が取り上げられていますが、まさか、ご覧になっている方々も、あるいは松屋の現在の社員自身の多くも、かつて殆ど倒産しかかっていたこの百貨店を救うのがプロジェクトの最大の目的であったとはご存じないでしょうね。「銀座一店を何とかして欲しい」と頼まれ始まった厳しいプロジェクトの当初を思い出しています。

あとは、30年の長きにわたってロングセラーを続け、今も複版希望の声が消えない稀有な書籍『DECOMAS』も取りあげられて良かったのではないかと思いました。多分、日本およびアジア全域にこれほど大きな影響を与えたデザイン書は出ていないでしょうからね。

いずれにしても、平野敬子さんという方は個人的にはそれほどによく存じ上げている訳ではないのだけれど、大変な「目の人」であることはもちろん、しっかりしたご自分なりのデザインにたいする評価尺度と編集能力を持っておられるこだわりの方なのでしょうね。失礼かも知れませんが相当のガンコ者ともお見受けしました。付された解説文も実に的確なものでした。

「素晴らしい展覧会を企画していただいてありがとう」と謝意を捧げたいですね。

◆参考情報



投稿者 Nakanishi : 2004年09月15日 09:57